The Twilight Zone
Ep. 3 "Replay(巻き戻し)"
air date: Thursday, April 11, 2019
1959年に始まったTVシリーズ『トワイライト・ゾーン』の2019年版、第3話の感想です。
(*1/15/2021に邦題を付け加えていて気づいたんだけど、今は「巻き戻し」と言わないのでは?「巻き戻し」がわからない世代の人は観ないからいいのか、それとも今でも使われているのか??謎)
以下、ネタバレ含みます。
第3話はタイトルが暗示するとおり、サナ・レイサン主演、グレン・フレッシュラー共演の「グラウンドホッグ・デー(*)」的なコンセプト?のお話ですが、内容はもっとシビア。
*グラウンドホッグ・デーというのは『恋はデジャ・ブ』という映画の原題で、同じことが繰り返される現象を指すのによく使われるフレーズ
『恋はデジャ・ブ』はロマコメですけど、このエピソードはサスペンス要素・政治的?要素が強く、どうなっちゃうのか、どんな方向にお話が動くのかなかなか読めませんでした。
主要人物は母親ニーナ(サナ)、息子ドリアン、警察官(グレン)の3人のみで、えんえんと全く同じ出来事が続くわけではなく、母親が持つビデオカメラのリワインド(巻き戻し)ボタンを押すことによって時間軸が戻る、という設定。
ある意味、何が起きてもニーナが巻き戻しボタンを押せる状況にある限り、時間を戻せばいいんだから大丈夫じゃんという安心感もあるんだけど…
この警察官のうす気味悪さが尋常じゃない!
黒人母子に対する偏見のため、何度やり直しても執拗にドリアンを追いかけるのが怖い!
この作品を撮った人は天才だなあと思いました。
非常におもしろいエピソードでしたが、ラストがやっぱり不安な終わり方だったのは、トワイライト・ゾーンというシリーズの持ち味なんですかねえ。
余談ですが、ドリアン役のアフリカ系イギリス人俳優さん(ダムソン・イドリス)かっこいい〜。インタビュー載せときます↓
第4話に続く。
(予約投稿)
●関連記事●
第1話: The Comedian
第2話: Nightmare at 30,000 Feet
第4話: A Traveler
第5話: The Wunderkind
第6話: Six Degrees of Freedom
第7話: Not All Men
第8話: Point of Origin
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