2021年1月14日木曜日

The Twilight Zone 第8話: Point of Origin

The Twilight Zone

Ep. 8 "Point of Origin(起源)"
air date: Thursday, May 16, 2019


ちょっとまた更新が滞ってるあいだに年を越し、なんと2週間も経ち…
(2020年に観たテレビや映画をまとめてました)

いまさらすぎますが、これが今年最初のブログになるので…

あけましておめでとうございます!
2021年もよろしくお願いいたします。

さて、『トワイライト・ゾーン』のリブート版、シーズン1・第8話の感想です。




6話で少し触れたとおり、ジニファー・グッドウィンが出演するということで楽しみにしていたエピソード。もちろん覚えてなかった(笑)ので見直しました。

以下、ネタバレ含みます。




今回のお話は、トランプ政権による移民迫害がきっかけで作られたのではないかと思いました。

不法移民をどんどんつかまえて劣悪な環境の収容所に入れたり、家族をばらばらにしたり、そういった悲劇を意識しているんじゃなかろうか、と。

アメリカって、もともと住んでいたネイティブをのぞけば全員がよその国から移民してきた、移民の国なのにね。

自分たちだってもとをたどれば移民だった。それを忘れているから、不法移民のみならず、合法の移民やマイノリティに対してまで、平気で差別的なことを言ったりしたりできるんではないかと思います。

そういうことをこのエピソードで言いたかったのかどうかは監督に聞かないとわからないけど、私はそんなことを感じました。


あらすじはだいたい、こんな感じ:


(ネタバレ注意)


主人公イブ(ジニファー)は不法移民のアナというお手伝いさんを使う、裕福な主婦。アナはある日、黒服の男たちに捕まって連れ去られてしまうが、その後なんとイブも同じように捕まり、囚人服を着せられて収容所へ。

ここでトワイライトゾーンならではのSF要素が入るんだけど、「自分は不法移民ではないし何かの間違いに決まってる」と信じるイブが「おまえは実は30年前によその次元からやってきた、ここの世界の住人ではない」と決めつけられ、精神的に追い詰められていくのであった…

ラストは、いったん収容所を逃げ出し自宅に戻ることに成功するものの、夫に拒否され再び黒服たちに捕まってしまうところで終わり。


イブは「自分には捕まる理由がない」と思っている(アナの孫のために便宜をはかったこと以外に思いつかない)んだけど、じつは別の次元からきた「移民」、しかもこっそり入ってきた、ある意味「闖入者」だったんですよね…。

ルーツがそうであれ、子どもだったイブ本人の罪でもなんでもないんだけど、そのせいで愛する家族から引き離されるなんて、ものすごい悲劇ではないですか😢

(夫がイブを捨てるのが理解できないけど「おまえ、この世界の住人じゃなかったのか」と失望してるのかしら?)

しかしトワイライトゾーンてほとんどがアンハッピーエンドなのね。
8話の終わり方は本当に絶望的でしたわ…。

時代設定は現代だろうに、どことなくレトロなファッションだったりするのが素敵だし、ジニファーもあいかわらずかわいいので、そういう意味では好きでした。

そうそう、『グッド・ドクター』の看護師役の人がちらっと出ていてバンクーバーを感じました(笑)。


(1話完結だけど)第9話に続く。


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Posted on Thursday, January 14, 2021

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