2013年10月26日土曜日

『Gravity』

邦題は『ゼロ・グラビティ』。日本でも12月13日に公開されるようです。
カナダでは10月4日に公開され、私たちは先週の火曜に観に行ってきました。

日本語の公式サイト:ゼロ・グラビティ
IMDb(英語):https://www.imdb.com/title/tt1454468/


いつもは3Dで見たがらない私ですが、この映画は2Dの選択がなく(少なくとも私たちの行った映画館では)、座席指定のできるUltra AVXの3Dで見ました。

それが大正解

壮大な宇宙を、非常にクリアな美しい映像で見ることができました
画面が大きいので、臨場感もただものではなく、ほんとリアル。
逆にテレビなどで観てしまったら、あんまり感動もないのかな?(´▽`;)

とにかく『Life of Pi』以来の3D大成功映画だと思いました
機会があればぜひとも映画館で、3Dで観ていただきたい映画です。
3Dの料金を払う価値のある映像だと思うんで(*´▽`*)

映画としての出来ばえも、全体的によかったです!

サンドラ・ブロックって「ファン」とは言えないけど割と好きな女優さんで、彼女の出る映画はおもしろいことが多いのでよく観るんですが、この映画は中でも大当たりでした。彼女の演技力がすごいと思ったことは今まで正直なかったけど(´▽`;)この映画での演技はよかった 映画の興行成績も絶好調だし、彼女もオスカーにノミネートされるかもと思います。

ほとんど一人芝居に近く、サンドラに焦点が当たっている時間が非常に長いんだけど、全く飽きさせることがなかったのは、彼女の演技力と話の作り方とカメラワークの美しさが成せるワザなのかな。


それにしても・・・

(下記、ネタバレあり)




ジョージクルーニーがメインキャストかと思ってたら、、、






あんなにあっさり消えちゃうなんて。

ほぼ脇役レベルじゃないですか(´▽`;)

よくあんな小さな役を引き受ける気になったな~、と、驚きました(^-^;

ていうか、あんなビッグネームじゃなくても、だれがやっても同じじゃないの?とも。
やはりサンドラだけじゃ客が呼べないと思ったのかな?(^-^;



ということで(?)ウィキ読んでみたら、当初はアンジェリーナ・ジョリーだのスカーレットヨハンソンだの、果てはナタリー・ポートマンだのにオファーが行ってたんですね。最終的にはサンドラに話がきますが、マット役に決まっていたロバート・ダウニーJr. が降りてジョージに話が回って来たそうです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Gravity_(2013_film)#Development

もともとロバートの役だったからあんなにぺちゃくちゃおしゃべりだったのかしら、ジョージ(笑)。


また、タイトルのとおり「重力のない」宇宙空間でのお話を、「どうやって撮影したんだろう?無重力の空間を作り出してそこで撮ったのか?」と疑問がわきます。

そこでまたウィキ(英語)を読むとなかなか興味深いことが書いてありました。
無重力の空間ではなく、ぜんぶセット、ロボット、CGを使ったようですね。


また、とある元宇宙飛行士の人が「どのくらい現実的なの?」という質問を受けることが多いそうで、「その質問が浮かぶということ自体がこの映画が真実味を持っていることを証明している。出来の悪いSF映画が公開されても、どのくらい現実的なのか聞いてくる人はいないからね」と答えています。

一方、「ここが間違っている」と指摘する人たちもいます。
(監督自身が「すべてが科学的に正確なわけではない」と言ってるんですけどね)

たとえばストーン博士(サンドラ)がおむつをしてないとかね。
まぁ、スーツを脱いだらおむつしてた、とかじゃ、絵的に美しくないもんね(´▽`;)
https://en.wikipedia.org/wiki/Gravity_(2013_film)#Scientific_accuracy



この映画について、YouTubeを検索したらおもしろいビデオがいくつかありました。

https://www.youtube.com/watch?v=O4VBGG5Qsbs
『アビス』や『ライフ・オブ・パイ』と比べているのが興味深いです。
『アビス』は私も大好きな映画ですが、かなり昔の映画なので、まさかここで比較に出されるとは思わなかった。両方とも海から脱出する話ですが、いつかは岸辺にたどり着く可能性のある海と違い、宇宙は何もないのでさらに怖い。でも「早く脱出しないと息ができない!」という部分でアビスと共通点があるのね。

また、サンドラ・ブロックが1年間訓練した、と言ってますが、上記のウィキによれば2010年秋にサインして2011年5月に撮影開始とあるので、それはちょっとおかしいかな?

女性が「ストーリーがちょっと希薄だった。ジョージとサンドラの関係が薄っぺらいので、冒頭にもっとふたりの関係性を築いてくれるシーンがあったらよかったかな」と言ってたのには共感。

映画が始まってけっこうすぐに事故が発生するので、ふたりの間柄がよくわからないまま話が進んじゃうんですよね。


サンドラのインタビュー:
https://www.youtube.com/watch?v=RxaGPd8sWW4
コックピットのストーン博士のシーンはジョージ・クルーニーが書いたそうです(ビックリ)。

ほかにも検索するとたくさん出てくるので、ぼちぼちチェックしたいと思います☆

こういう情報を得たうえで、もう一度観てみたいな~。


12/31/2019
アメブロより、当時の日時で転載。

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