2021年1月24日日曜日

The Twilight Zone 第10話: Blurryman

The Twilight Zone

Ep. 10 "Blurryman(影男)"
air date: Thursday, May 30, 2019


『トワイライト・ゾーン』リブート版、シーズン1・第10話(シーズンフィナーレ)の感想です。



ぼんやり覚えてはいたけど、一応見直してみました。

そしたら冒頭からぜんぜん覚えてないシーンが出てきたし(笑)、最初に見た時よりおもしろかったので、やっぱり見直してよかった。


以下、ネタバレ含みます。




エピソードタイトルの "blurry" というのはピンぼけとかぼんやりした、とかいった意味の言葉なんですが、邦題は「影」として訳してるんですね。

たしかに、登場する「男」は影のようにも見えますが…


お話をざっくり説明すると、こんな感じ。

『トワイライト・ゾーン』シリーズの撮影現場で、ジョーダン・ピール(本人役で登場)のナレーション部分を書き直そうとする若い脚本家ソフィーは、第1話からすべてのエピソードで「画面に映り込むぼんやり影男」を見つけて愕然とする。気づくと周りの人間が消え、その「影男」がソフィーを襲う…


まずは、冒頭めちゃめちゃワクワクしました!

なんせ、バンクーバー出身のコメディアン、セス・ローゲンが出てきて(!)それだけでもうわーっ💕となるのに、脚本家?小説家?の役で、彼がひねり出したプロットのとおり、一瞬にして街が廃墟と化してしまう…まさにSFの王道的な設定ではないですか。

と、思ったら、それはぜんぶ『トワイライト・ゾーン』の設定、つまり、撮影中の現場だった、という…。さらにおもしろそう!と、ワクワク度100%でした。

ところがそこから焦点がソフィーにうつり、うまいナレーションが書けなくて四苦八苦する流れは、ちょっとテンポも私のワクワク感も落ちてしまいました。

なぞの「ぼんやりした男の影」が過去のエピソードのあちこちに出現しているのを発見する場面では、思わず第一話から見直して確認したくなりましたけどね(笑)。

(第1話のワンシーン、↑中央下方に影男)

(第8話の影男↑ ばっちり映り込みすぎ?!)


このあと、ラストで「影男」の正体が明かされるのですが…

オリジナルのトワイライト・ゾーンを知らない私にはいまいちピンとこない。
けど、夫はすぐに「ああ、あの人だ」とわかってました。

オリジナルのファンにとっては最高だったのかなと思ったけど、IMDbの点数は5.9点と、なかなかの低評価なんですよね…(´▽`;)

とは言っても、全体的に低評価が多いので、シーズン1全10話の中では現時点ではこれでも5番めに "高い" ?のですけども。

私も最初に見たときは「えっ?」と思ったけど、今回は素直におもしろかった。

ソフィーが執拗に攻撃されたり、一回もとの世界に戻ったように見えてまた影男の世界に戻ったり、そのへんはちょっとダラダラ感がぬぐえないものの、ラストのひねりはよかったかな(そこ、まるっきり覚えてなかったし)。



<重大なネタバレを含む余談>

影男の正体ですが、オリジナルのトワイライト・ゾーンのクリエーター、脚本、そしてナレーターとして出演もしたロッド・サーリングだったんですね。

よく知らないのでウィキってみました→ロッド・サーリング

1975年に亡くなっているので、本作に出ているのは本人ではありません。IMDbで確認したところ、「ロッド・サーリング」役だけで声・体・顔と別々に3人、
「影男(Blurryman)」役を入れるとなんと4人もの俳優さんがクレジットされています。すごい気合の入れよう。当たり前か。


いつの日か、シーズン2の感想も書きます。
とりあえず、はよ2020年に観たドラマ・映画について書かないと、1月も終わってしまう…(^o^;

●関連記事●
第1話: The Comedian
第2話: Nightmare at 30,000 Feet
第3話: Replay
第4話: A Traveler
第5話: The Wunderkind
第6話: Six Degrees of Freedom
第7話: Not All Men
第8話: Point of Origin
第9話: The Blue Scorpion

Posted on Sunday, January 24, 2021(の、真夜中)

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4 件のコメント:

  1. 初めまして!
    「トワイライトゾーン'19」は、私にとって難解な話も多いので
    答え合わせに最適な、こちらのブログに辿り着かせて貰った者です。
    お世話になっております。

    さて、もうお気付きならゴメンなさいですが、
    オリジナルのトワイライトゾーン(1959年~、全156話)は先月の2月から
    ミステリーゾーンという日本語名で
    CS310で2本ずつ、しかも毎日(月~日)放映されています。
    19年版放映は、こちらの前振りだったのでしょうね。
    出たガリのwサーリングさんは
    毎回々、予告編や本編にも出て来てますよ!

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    1. たかさん、はじめまして!
      コメントありがとうございます。

      答え合わせとは、ありがたいお言葉ありがとうございます。
      たいしたことは書いてないですが😅うれしいです✨

      オリジナルはミステリーゾーンというタイトルになってるんですね!
      CS310っていうのは日本のですよね。
      今ググってみたら、ほんとだ、サーリングさん思いっきりタイトル画になってますね😂
      私はカナダに住んでいるのでこのスーパードラマTVは見られませんが、確かこちらでもどこかのストリーミングサービスで見られると思います。
      今はしばらくワンス・アポン・ア・タイム(別ブログ)の記事を書いたりしてるので時間が取れませんが、いずれ見てみたいです。

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  2. ご返答有難う御座います。

    唯、昨日投稿させて貰った時
    朝の5時だったのに関わらず
    投稿表示が12時に!

    思わず、時間がアッという間に過ぎていくという
    トワイライトゾーンの世界に引きずり込まれて
    しまったのかと思いました (←あまり面白くないか 笑)。

    時差だったのですね。

    ちなみに
    この60年前の作品の、(しかも全話の)解説本としまして
    「世にも不思議な怪奇ドラマの世界」というタイトルで
    4年前に出た本なのに関わらず、3倍ものプレミアが付いています。

    日本の本としては、色々な意味で珍しいパターンだと思いますね。

    またアメリカ映画といえば日本のスターが出るw
    「ゴジラvsコング」が来月公開されますよね。

    こちらでの公開は、ネタバレまくりの5月となりますがw

    ともあれ
    これから50分後にミステリーゾーン(全話初見です)を
    リアルタイムで鑑賞し、それから出勤となります。

    お互いコロナには気を付けましょう。
    これからも宜しくお願い致します。

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    1. たかさん、コメントありがとうございます!
      そうなんです、最初は日本時間に合わせてたんですが、途中でいろいろめんどうになってバンクーバーの時間にしてしまいました。驚かせてすみません😅

      昔の作品の解説本が4年前に出たのも驚きです。
      2019年のリブートよりも先を行ってたわけですね。

      ゴジラ映画、来月なんですね。
      じつは渡辺謙さんも登場した2014年のゴジラはカナダ・バンクーバーで撮影されたんですよ。今度のゴジラ映画も要チェックですね。映画館では見られないと思うけど。

      たかさんもお気をつけて。
      しばらくはここの更新はとどこおりそうですが😅こちらこそ、よろしくお願いいたします。

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