Grey's Anatomy
S15 E22 "Head Over High Heels(邦題: 当たり前の幸せ)"
Air date: April 18, 2019
シーズン15・第21話の続き。
今回はいろんな人の話が同時進行し、なかなか内容の濃いエピソードだったので、ちょっとがんばってあらすじ書いたら長くなりました…。てか、とっくに書いてたのに、下書きのままだった…(´▽`;)
↓ 以下、ネタバレ全開 ↓
*時系列狂ってます*
オーエンのトラウマ
20話でメーガンにセラピーをすすめられていたオーエン、今回とうとう重い腰をあげます。
このセラピストが超優秀なのか、彼の使う NET(Neuro Emotional Technique)なる方法がすごいのか、とにかく、初回で根っことなっていた問題を発見できちゃったのには驚いた!
(こんなすごい方法あったらみんな使ったらいいのにと思うけど、実際どうなんだろ?)
そのトラウマの大もとというのは、意外にもイラク戦争ではなく、もっと小さい頃に起こったできごとでした。
10歳のとき、学校のサイエンスプロジェクトで金賞をとり、大喜びで帰宅すると母親から父親がその日に亡くなったことを聞かされたのです。
賞状はどうしたの?と聞かれて、母親が悲しんでいたその瞬間に自分が大喜びしていたことに罪悪感を感じ、賞状も見せることなく、賞をとったことさえだれにも話さなかったと答えるオーエン。
「あなたはそれ以来、その瞬間を何度も追体験しているんだと思います。『喜び』を信じていないんだと思います。だから何か嬉しいことがあると、悪いことが起こる前にストップをかけてしまうのでは」とセラピストは指摘します。
「もう悪いことは起こりません。悪いことはすでに起きたけど、あなたは大丈夫でした。だから、その瞬間をリプレイするのをやめましょう」
オーエンが「どうやって?」と聞くと、セラピストはオーエンの右腕を左手でつかませ、右手をひたいに置かせて「息をしてください」と言います。
言われたとおりに手をひたいに置くオーエン、泣き崩れていました。
これで長年、知らないあいだにたまっていたものが溶けて流れ出し、うみを出し切ったのかもしれません。
アミリア、トム、リンク
アミリア、トム、リンクは18話で四肢麻痺(quadriplegic)になってしまった母親とその子どもに、幹細胞(stem cells)を直接頚椎(cervical spine)に注入する臨床試験(clinical trial)がある、と伝えます。これにより四肢麻痺から対麻痺(paraplegic)になるケースがある、つまり手の感覚を取り戻す可能性があると。
手術の準備のあいだのスモールトークで、アミリアがリンクとデートしてることをからかうトム。
「リンクがきみのオルトマンなんだな。いい人すぎて自分にはふさわしくないような気がしてしまうけど、こんなに幸せだったことはない、みたいな」
つまりトムにとって、テディ(・オルトマン)はいい人すぎて自分にはふさわしくないような気がするけど、これまででいちばん幸せってことですね。
テディはドイツまで会いに来たオーエンを拒否したのであり、赤ちゃんは友人同士の一夜限りの情事でできたものだと楽観的なトムに、アミリアは友人として忠告。
あの2人が愛し合っているのはあまりに明白、いつかいっしょになることは間違いないから、テディのことはあきらめたほうがいい、と話します。
手術が成功したあとも、「あなた、希望を持ちすぎてる」とさらに忠告しようとするアミリアにトムは逆襲。
「希望を持つことが怖いんだろう。だからこそ、まだオーエンに未練があるっていう事実を隠すため、あの好青年のかげに隠れているんだよな」
トムはリンクのことは一時的な逃げ口だと思っているようだけど、アミリアは逆に「もちろんオーエンに未練がないわけじゃない。これからもずっとそうかもしれない。だけど、リンクはめんどくさいことが一切ない人なの。彼を利用してるんじゃなくて、付き合いやすいほうを選んだだけよ。あなたもやってみたら」と落ち着いた受け答えをしていました。
今までにない余裕を見せるアミリア↑
オーエンに全く未練がないわけじゃないけど、それをきっちり認めたうえで、彼を乗り越えて先に進むことを決めた今、心を悩ませることはやめたように見えます。
このまま幸せになってほしい(*^-^*)
メレディスとデルーカ(-_-;
メレディス、自宅のベッドでデルーカと…!(→o←)
それってデレックといっしょに寝てたベッド?!?!(;_;)
てかネイサンと付き合ってたころも自宅でしてたっけ???(覚えてない)
とにかく、深夜にもかかわらずメレディスは「泊まりは禁止」とベッドから追い出し、そろーりと出て行く予定だったデルーカはのどがかわいて起きてきたゾーラに出くわしてしまいます。
戻って来たデルーカに「子どもたちに話す計画を立ててたのに」とメレディスが言うとデルーカは「話すつもりだったの?」と嬉しそう(でもそのあとまた追い出されてた)。
翌日、メレディスはベイリーに「ベンと付き合い出したとき、タックにどうやって紹介したの」とアドバイスをもらおうと何度も聞いてました。ベイリーはベイリーで、タックがベンのことをパパと呼ぶのを聞いて傷つき怒ったタッカーからの電話に辟易してたのですが。
ニコ&リーバイ
サンフランシスコの病院と面接があるというニコを引き止めようとするリーバイ、「サンフランシスコは坂道だらけだ」とか言ってましたけど、シアトルも(サンフランシスコには負けるけど)ダウンタウンはなかなか急な坂道が多いけど〜。と笑ってしまいました。
ニコは自分のミスで患者を死なせてしまったあと、リーバイの「事情を話して延期してもらったら」というアドバイスを無視してスカイプインタビューを受けます。
このときニコのリーバイへの暴言がひどくてドン引きしました(→o←)
けど、もしニコがこのままサンフランシスコの病院に合格して引っ越しちゃったら、リーバイどうなるんだろう?
ニコ自身はとくに好きでもないキャラだったけど、唯一のアジア系ドクターなので、いなくなったらそれはそれでさみしいと思ってみたり。
なお、今回のこの2人のからみが、直後に放映されたスピンオフ『Station 19』シーズン2・第14話に続き、ニコのために花を買いに行くリーバイが登場します。
ほかの患者たち
・ジェマ:
スポンサーだったオリーを亡くし、それまで17年間も禁酒していたのに記憶を失うほど飲みすぎてしまったあげく、ピンヒールが刺さった状態で目を覚ましたというジェマが来院。ジェマを知るリチャードはジェマの力になろうとするものの、思いっきり拒否されてました。
「奥さんのいるあんたにはわかりっこない、あたしにはオリーしかいなかった」といきり立っていたジェマも、最終的にはリチャードを受け入れてたので、立ち直れるといいな。
・アーヴィ:
妊娠していることを知らず、IBD(炎症性腸疾患)だと主張していたアーヴィ、CTでようやく妊娠が判明したときにはすでに赤ちゃんの頭が出てきてました。痛みに苦しんでいたのは陣痛だったってわけ。子宮が2つあったので生理もあり、気づかなかったという…。ひぇ〜!!!(´▽`;)
アレックスとジョー
20話で登場した、まれな血液型をもつ少年ガスの手術のための献血を集めているアレックスに、メレディスは「クリスティーナやマリー・セローンにも電話したから」と話して励ますのですが、アレックスの心配そうな様子に気づいてジョーは大丈夫か尋ねます。
このときの2人の会話が好き。
アレックス「まただ。しばらくは幸せだけど、次におかしくなって、最後は去って行くんだ("It's happening again. They're happy for a while, and then they break, and they leave me.")」
メレディス「彼女を信じてあげて。ジョーはイジーでもエイバでもレクシーでもあなたのお母さんでもないし、おかしくもなってない。ただ何かつらい経験をしただけ。まだ話す気持ちにならないだけよ。私だって同じようなことあったけど、そっとしておいてくれたでしょう。ジョーも今はそっとしておいてあげなさいよ」
アレックスもなんとなく納得してたみたいですが…。
(この会話で思い出したけど、そういえばレクシーとも付き合ったことあったね)
その後、メレディスはさっそくジャクソンに「ジョーの様子を見て」と頼んだらしく、ジャクソンがジョーにアプローチして、アドバイスしようとします。
が、かたくなに何があったのか話そうとせず、あれこれ言われるのに嫌気がさして突っぱねるジョー、正直言って全くプロフェッショナルじゃないというか、だだをこねる子どものようで気分悪かった。
しまいにジャクソンもやさしい顔をしてられなくなったのか、「きみは酔っ払った状態で出勤した。水筒の中身はウォッカだろう」と言われて立ち去ろうとするジョーに「今度酔っ払って病院に足を踏み入れたら、同情はしないぞ」と半分おどし?文句。
それでもそのまま無言で行っちゃったジョー、なんかやっぱりどこか壊れちゃってる気がします。
アレックスもメレディスの忠告はどこへやら、最後にはキレてしまってました。
「話さないなら、おれの妻に何があったのか、ピッツバーグまで行ってさぐりだす」と怒り出してしまうと、ジョーは冷静に「心の準備ができたら話すわ。こんどピッツバーグに行くなんて脅したら、あなたとは別れるから。いい?」
売りことばに買いことばなのか、アレックスも「酔っ払って出勤したらベイリーに話す」と怒ったままでした。
…。(・Θ・;)
ジャクソンとマギー
仕事が終わり、ブルールームでまったりしながら「うちにおいでよ」と誘うジャクソンにマギーは「服を取りに家に帰らなきゃ。くたくただから、そのまま寝ちゃうかも」と遠回しに断ると…
ジャクソン、「いっしょに暮らそう。きみを愛してるから。I don't want to take it for granted.(←このセリフ、どうしてもうまい日本語にできません。つまりマギーとの関係を、いつもそこにあるものだと思い込んで当たり前のように扱いたくない、みたいな?)」
ジョーとの会話で思うところがあったみたい。
(結婚しよう、じゃなくていっしょに暮らそう、なんだなあ〜)
オーエンとテディ
帰宅したオーエンが平和に(?)居眠りしていると、そこにテディからテキストが。
「メーガンにダムダム(おばかさん)の様子をチェックしといたほうがいいって言われたの。今日はつらい1日だったろうからって」
「つらかったけど、大丈夫」と返事するオーエン、これからいい方向に変わっていくのかな〜?
メレディスの告白
ラストは、「子どもは何があってもお母さんが離れて行かないってことを知りたいだけよ」というベイリーのアドバイスを参考に(?)「デルーカがとっても好きだけど、あなたたちより好きってことじゃないし、お母さんはどこにも行かない」と幸せそうに話すメレディスと子どもたちのシーンで終わり。
てか子どもたちなかなか大きくならないような気がする…ゾーラっていくつの設定なんだろう。
今回使われた "Say Something" 大好きなんだけどカバーだったのが残念。
オリジナルはここをクリックで聴けます↓
A Great Big World & Christina Aguilera - Say Something (Official Video)
シーズン15第23話に続く
(↑Station 19 のネタバレも含みます)
Posted on Wednesday, April 24, 2019
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