グレイズ・アナトミー S15 第20話 ネタバレ感想

Grey's Anatomy

S15 E20 "The Whole Package（邦題: 完璧を求めて）"

Air date: April 4, 2019

シーズン15・第19話の続き。




わあああい、1年半ぶりにオーエンの妹、メーガンが戻って来た！
というわけで、今回楽しかったです！


↓ 以下、ネタバレ全開 ↓


メーガンの最後の登場はシーズン14の第5話（感想記事はこちら）。

すっかり忘れてたけど、メーガンのおなかの手術の技術でメレディスはキャスリン・フォックス賞をとっていたんですね。

（その手術の件は書いてなかった(笑)けど、授賞式の話は7話に書いてます。当時はまだ「ハーパー・エイブリー」と呼ばれてましたが、20話で発覚したスキャンダルのため名称が変わったようです）

その技術（なんだか忘れたけど、たぶん移植関係）を使って、戦争で下半身の一部を失った患者ケイレブの移植手術をするため、メーガンもいっしょにグレイ・スローンへやって来たらしい。

泌尿器系はキャスリンの専門なので、ジャクソンとメレディスはキャスリンに（サプライズギフトとして）執刀を依頼します。自分自身の手術後、初の大手術になるため、最初は喜ぶものの、不安にもなってしまうキャスリン。

その後、ケイレブの「サポートシステム」になるはずだった「婚約者」のアナが現れ、じつはケイレブは病院側にも母親にもうそをついていたことが判明します。1年前、戦場から負傷して戻ったケイレブは、アナに真実を話すことなく一方的に破局していたのです。

キャスリンは「サポートシステムの必要な手術だから、それがないなら手術はできない」とキャンセルしてしまいますが、結局、同じく元軍人であるオーエンが男性の立場からケイレブを説得し、手術もできたわけですが。




それにしても、メーガンは（何も変わってなければ）ネイサンと養子のファルークとカリフォルニアで暮らしてるはずだけど、「ネイサンはどうしてる？」という会話がなかったのはなんでだろう。ドラマに出てこないところでちゃんとそういう話してるってこと？

メレディスがネイサンのことを口にしないのはまだわかるけど、オーエンまで何も聞かないのは不自然に感じます。普段から連絡取り合ってて今さら聞かなくてもいいってことなのかな？


さて、オーエンは妹に自分の私生活について何も話していなかったらしく、メーガンはテディがシアトルにいるのを知ると、文字通り飛び上がって大はしゃぎ。テディのおなかが大きいのを見ると、涙ぐんで喜んでいたのですが…

テディには別に恋人がいるとわかるとガラリと態度を変え、兄を「バカ（Dumb dumb）」呼ばわり。

メーガンも「兄とテディはカップルになるべき」と考えてることの証明ですね。

最終的に、メーガンは兄には何か問題があると見抜きます。

「トラウマかPTSDのせいなのか、兄さんは自分には幸せになる価値がないと思ってるみたい。テディに会いにドイツまで行ったのに（シーズン14・17話）、追い出されたあと、ホテルとって説得することもせず、直後に元妻のところに戻って赤ちゃんを里子にとるなんて、どうかしてるわ。治すのに必要なこと（セラピー）をしてちょうだい」と涙ながらに詰め寄ってました。



私は内心、ブラボー！メーガン、そうだよね、その通り！私もずっとヘンだと思ってた！よくぞ言ってくれました！！！と拍手したい気持ちでした。

つまりは、オーエンのPTSD、まだ完全に癒えてなかったんですね。

シーズン14・第１〜２話の感想（＊）にも、再会したテディにキスしてしまう場面があり、「オーエンのキャラに似つかわしくない」と書いてましたが、その同じ記事に、オーエンがアミリアに「きみの行動はおかしい。PTSDじゃないか、カウンセリング受けた方がいい」と話してるんだから皮肉なものです。

ていうかこのとき（S14の最初）テディが久しぶりにシアトルに来たのって、メーガンに会いに来たんだよね？ドイツからわざわざ来るほどの特別な友情がありながら、今回の妊娠・シアトル移住のことを一切知らせてなかったのは解せないなあ。オーエンの妹だから言いにくかったんだろうか？

メーガンはテディにも「オーエンはあなたを愛してる。オーエンの家に越せばいいのに」と話します（このシーンの前に、テディが家を探してるのを知ってオーエン自身もオファーしてました）↓


が、テディにしてみたら「アミリアがいなくなったとたんに、彼女の居場所だったところに置きかわることなんてできない」のでしょう。「あなただったら、あの家に引っ越す前に火をつけてるわよ」と言うと「確かに、私ならやってるかも！」と返す2人の会話がおもしろい(笑)。


ラストはどこかタガが外れてしまったようにテレビアニメを見ながら不気味に笑うジョーを「こんなジョーは見たことない」とリンクがアレックスに話すシーンで終わり。

ジョー、19話でもアレックスには母親との再会について話せてなかったけど、ふつうに出勤してたのに…。20話では仮病を使って引きこもってしまい、アレックスが心配のあまりリンクに様子を見に行ってくれと頼むほど、状態がひどくなってました。

なんとなく、今回は母親との再会そのものより、父親が（元夫のポールのように）女性の弱さに付け込み利用する虐待男だったことがショックだったんじゃないかなあと思います。前回、レイプの被害者を患者として受け持ったことも引き金になったのかも。



もひとつ、リチャードといっしょにオペするデルーカについて。

リチャードが「きみじゃなくわたしがやる」と言ってるのに「いや、自分がやる」と主張してちゃちゃっと作業しちゃってたけど、それでリチャードがメレディスに「あいつはいい外科医、いい男だ」なんて言ってるのが解せなかった…。私の目には、高慢にしか映らなかったんだけど(＾o＾;　

というか、今までメレディスの恋路って、相手がだれであれ、そうとう時間かけて、紆余曲折があってハッピーエンド（？）になってきたのに、デルーカはなんかすっとーんと、いきなりカップルになっちゃった感じで、違和感ありまくりなんですよね。

シーズン14にちらっと出て来たニック・マーズ、戻ってこないかなあ〜〜〜。
さすがにそれはもうないかな。1年以上前の話ですからね。


シーズン15第21話に続く

Posted on Wednesday, April 10, 2019

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