公開から2ヶ月以上も経つのでさすがにガラガラだろうと思いきや、平日の昼間だというのにけっこうお客さん入ってました。昨日は学校がお休みだから、映画館全体が子どもであふれてたし。
じつは正直、映画館で観なくてもよかったんですが、せっかくの『ジョイ・ラック・クラブ』以来のオールアジア系キャスト映画だし、やっぱりアジア人としては応援したいなと思いまして。
と言っても近所の映画館ではずーっっと AVX(座席指定できるお高い値段設定のシアター)での上映だったので、安くなるのを待って観たのですが(笑)。
前置きが長くなりました。
以下、感想です。
※あらすじは書きません。興味ある方はウィキペディアでどうぞ:
クレイジー・リッチ!
Crazy Rich Asians(←英語版のほうが詳しいです)
●ストーリーラインは…
うーん、あちこち話が飛ぶというか、つなぎが悪いというか(編集の問題?)、ちょっと期待はずれでした。
ただ、後半に感動する場面がいくつかありまして、最後は涙が出ました。
それがあったから、観てよかったなーっと思いました!
ほかにいろいろ突っ込みどころはたっくさんあるのですが、終わりよければすべてよし?ですね。
その感動したシーンについて書いておきたいので、多少はしょって最後に書きますが、かなり重要なエピソードなので未見の方はご注意ください。
●キャラは…
主演のコンスタンス・ウーが、abc の Fresh Off the Boat(途中で観るもの多すぎるため挫折)での肝っ玉かあちゃんのイメージが強くて…
ラブロマンスのヒロインとしては、どうもしっくりきませんでした。残念。
Fresh Off the Boat ではすっごくいい演技をしてるしかわいいし、大好きなんですけどね。
Costco Routine - Fresh Off The Boat↓
共演のヘンリー・ゴールディングはよかったです。初めて見る顔だったし。
ただ、初めて見る顔&登場人物が多すぎ、しかもみんなアジア系で同じ顔に見える(私がそう感じるんだから非アジア系の観客にとってはなおさらでしょうね)ので、だれがだれなんやら、混乱しまくりでした。
おもしろかったのは、「アジア系メインのキャスト」といううたい文句はダテじゃないというか、ほんっとにアジア系だらけで、セリフのある白人キャストはほぼ皆無で、バックグランドにちらっといるかな?という程度だったこと。
これって…ハリウッド映画におけるアジア系アクターと白人アクターの立場が逆転してる!と笑えました。
●突っ込みどころも、ひとつだけ。
公開前から批判のあった、「中国系じゃない俳優を中国系の役に起用」については、私は特に気になりませんでした。それよりも気になったのが、
シンガポールのはずなのに、なぜみんなシンガポールなまりがないの?
という点。
メインキャストのほとんどがイギリス英語かアメリカ英語なんですよね。
ケン・チョンのキャラに至っては「アメリカで勉強したからなまってないよ」とわざわざ言い訳してましたが、そんなわけないだろう、って思ってしまった(笑)。
まあ、そもそもキャストをホワイトウォッシュする、という案もあったくらいだから、それをしりぞけてアジア系で固めたってだけで満足すべきなのかも。全編シンガポールなまりで話されたら英語ネイティブでも字幕が必要かもしれないし。
さて、ここから、前述の「感動した場面」についてです。
くり返しになりますが、ここは重要なポイントなので未見の方はご注意ください。
(改行中…)
※以下、ネタバレ含みます※
ひとつはレイチェルがエレノア(ニックの母親)と麻雀をしながら語るシーン。
「私は本当に彼を愛しているから、幸せになってほしい。だから身を引くの」
みたいな…。
観たばかりなのにセリフはすでにうろ覚えですが、このときのレイチェルの表情がなんとも言えなくて、じーん。
レイチェルの言葉に、エレノアもハッとしたみたいでした。
もうひとつは、シンガポールを去るレイチェルを追いかけてきたニックが、飛行機の中で指輪を取り出すシーン。
それが自分で用意していた大きなダイヤ?の指輪ではなく、エレノアが「夫の母親が認めてくれなかったから夫が作ってくれた」ものだったんです。
それを見たとたん、私の涙腺崩壊(;_;)
感動したなあ〜!
お母さんのゆるしと祝福をもらえた証拠だもんね(;_;)
(まだ夫も生きてるのに、そんなだいじな指輪あげちゃうんだ…とあとでちらっと思いましたが…)
(ネタバレ終わり)
小説を原作としている映画ですが、もとになった小説も3部作なので、映画の方も続きができるようです。
以下は独り言に近いのでスルーしちゃって下さい。
ラストに一瞬、カメオ的に出てきた
小説のほうもいつか読んでみたいのでリンクを貼っておきます。
映画のストーリー進行がところどころ唐突に感じるのは、原作に詰め込まれてる内容が収まり切れなかったのかな?とも思うし。
日本語版は、一作目の『クレイジー・リッチ・アジアンズ』だけ、上下に分かれて出てる模様(高い!):
クレイジー・リッチ・アジアンズ 上 単行本 – 2018/8/23
クレイジー・リッチ・アジアンズ 下 単行本 – 2018/8/23
(※↑クリックするとAmazonのページに飛びます)
しかし Kindle Unlimited(月額980円)で両方とも無料で読めるので、この機会に登録すれば無料お試し期間の30日で読んで解約って手もあると考えてみたり。
Kindle版でも2冊で3千円近くするので、解約しなくても十分元は取れますが、海外からでもこのサービス使えるのか謎だしなあ。
なお、英語版しかないけど続編の2冊はこちら:
China Rich Girlfriend (Crazy Rich Asians Book 2) (English Edition) Kindle版
(※Kindle版のページに飛びます)
残念ながら、この2冊は現在 Kindle Unlimited の対象ではありません。
いずれ映画の続編が公開されたら日本語版も出るんでしょうかね…。
どうでもいいけど、なんで映画のほうの邦題は『クレイジー・リッチ!』と、「Asians」の部分が抜けてるの?語呂の問題?
そして小説のほうの邦題は『クレイジー・リッチ・アジアンズ』なんだね…。
前々から不思議だったんだけど、「アジアン」という読み方はいったいどこから来たんだろうか。単なるローマ字読み??英語の発音をカタカナにするんだったら「エイジャン」となるはずですが。
どうも腑に落ちない、日本のカタカナ事情なのでした。
最後は映画の内容とは全く関係ない話になってしまいました…(´▽`;)
Posted on Saturday, October 20, 2018
© copyright 2018 – All rights reserved
北米発☆TVづくし
*無断転載を禁じます*
残念ながら、この2冊は現在 Kindle Unlimited の対象ではありません。
いずれ映画の続編が公開されたら日本語版も出るんでしょうかね…。
どうでもいいけど、なんで映画のほうの邦題は『クレイジー・リッチ!』と、「Asians」の部分が抜けてるの?語呂の問題?
そして小説のほうの邦題は『クレイジー・リッチ・アジアンズ』なんだね…。
前々から不思議だったんだけど、「アジアン」という読み方はいったいどこから来たんだろうか。単なるローマ字読み??英語の発音をカタカナにするんだったら「エイジャン」となるはずですが。
どうも腑に落ちない、日本のカタカナ事情なのでした。
最後は映画の内容とは全く関係ない話になってしまいました…(´▽`;)
Posted on Saturday, October 20, 2018
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北米発☆TVづくし
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