キリング・イヴ/Killing Eve シーズン2・第2話(4/14/2019放映)
"Nice and Neat"
邦題『キレイだね』
以下、ネタバレあり!!!
今回はけがで弱ったヴィラネルが被害者っぽい状況になるのがちょっと意外、かつハラハラさせられておもしろかったです。
前回、通りすがりの人の車のトランクにもぐり込んだヴィラネル、イギリスに着いたらこの人たち殺しちゃうのかなとヒヤヒヤしたけど、そこまで元気なかったのか、ふつうにパジャマ姿で歩いて行きました(笑)。
その夜はコインランドリーの店で寝たヴィラネル、店のおばちゃんに起こされると、なんと苦労して手に入れた薬がすべて盗まれてて泣きっ面。薬の代わりに他人のランドリーをかばんに詰め込み、着替えてスーパーへ。
スーパーで人のよさそうなおじちゃんをカモにしたかと思ったら、なんとこのおじちゃん(ジュリアン)がすごいクセ者というかヤバい人だった!!!
けがのせいでだんだん弱ってきたヴィラネルが必死になんども「薬局で薬を買ってきてほしい」と頼んでも、のらりくらり、出かけても買ってこないし。
えっ、なんで薬なくても大丈夫だと思う?そこが謎。
熱でぐったりしてるのに「髪がボサボサじゃないか」とブラシをかけて「よしよし、これで素敵になった("Nice and neat!")」って…。人形扱い?!
髪なんかどうだっていいんだよ!と、ヴィラネルはイライラの表情。
しかもおじさんが家を出たすきに逃げようとしても、すべての窓とドアのカギがかかっていて閉じ込められてしまった!
きゃー、他にも女の子が拉致監禁されてるんじゃないの?と思ったら、閉じ込められてるのはジュリアンの認知症のお母さんでした。
このお母さんを演じてる女優さんがまた、エミー賞もののすごい演技。
お母さんが徘徊しないようにカギがかけてあるんだろうけど、ジュリアンの留守に電話を使ったことがわかると、すごい恐ろしい形相で責め立ててたから、やっぱりヴィラネルを閉じ込めるつもりもあったんだろうね。
ちなみにヴィラネルがかけた相手は、まずは自分のハンドラー?組織?。しかし相手にされず、切られてしまったので、せっぱ詰まって MI-6 の留守電にイブの名前を叫んで残してました。イブに殺されそうになったのに、やっぱり「私を刺したのは、私のことが好きな証拠」って思ってるんだろうね。
アリスター・ピール殺人事件を捜査するチームに加わったイブ。前にいたエレナは「殺されたくない」と移動だか辞職だかしていて(エレナ役のカービー・ハウエル・バプティストが別のドラマ出演に忙しいせいかなとかんぐったりして)、代わりにジェスという女性と、ヒューゴという若者が加わっていました。
(*アリスター・ビールってシーズン1のどこかに登場した人かと思ったら、そういうわけじゃなかったみたい。ただの新しい被害者っぽい。一度見てるし、とゲームしながら見てたのでなんか勘違いした?)
一方、パリの病院での少年殺人事件(ガブリエルって、12歳だったらしい!)のニュースを知ったイブは、犯人はヴィラネルだ!とピンときて、現場の写真を送ってもらう。
遺体の手にはかじりかけのりんごが。なぜか apple Eve というキーワードを検索にかけ、アダムとイブの絵が出てきて頭をかかえてました。なんで???
ピール殺しの「足の爪から注入した気泡によって引き起こされた心臓発作」という手口から、「これはサイコパスの仕事ではない、つまり、ヴィラネルじゃないわね」と結論を出すイブ。
「サイコパスって、自分のしたことを人に知ってほしいのよね。ヴィラネルは私に知ってほしいの」とも。「私に」と言うときなんだか誇らしげ?(^▽^;
その後、ピールの子どもたちをたずねてヴィラネルの写真を見せても「知らない」と言うので、イブは「やっぱり!」と得意げです。
「(ピールの殺人者は)きっと、毎日見かけても周りがなんとも思わない、特徴のないマイノリティの移民の女性。白人じゃないと思う」とチームにプレゼンするイブにヒューゴが「なんでそう思うの?」と質問を投げたときの対応が爽快。
すかさず「あなたが話の途中で割り込んできたこと自体が私にそう思わせるのよ」ってピシャリ言ってやったんです( ̄∇ ̄)
つまり、マイノリティ人種であり、女性であるイブに対し、白人男性のヒューゴは(気づいていなくても)優越感を持っていて、途中で割り込んでもゆるされると思ってるんですよね。相手が年上の白人男性だったらしていなかったでしょう。
自分より下に見ている人間は、優越感を持つ人間にとっては「眼中にない」存在。
そういうことが言いたかったんじゃないかな?
さて、ヴィラネルはとうとうジュリアンを殺して家を出ることに成功するんですが…
ヴィラネルが疲労困ぱい、やや放心状態で外に出ると、うれしそうにジュリアンのお母さんまでとことこ出てきたのには笑ってしまいました。
目の前で息子とヴィラネルがやりあってたときは人ごとみたいな冷めた目をしていたのに、外に出ると開放感に目を輝かせてたのが、笑える&かわいい。認知症でも、閉じ込められてるのはやっぱりイヤだったんでしょうね。そう思うとなんだかいじらしい&切ないけど、息子の死にも気づかず、これからどうなっちゃうのか、ちょっと心配(ドラマですけどね)。
一方、MI6の留守電にヴィレネルが残したメッセージをきっかけに、イブやキャロリンたちが近くまで来ていました!
ヴィラネルはジュリアン宅のそばに来ていた「新しいハンドラー」(すごくイヤなヤツ!)の車に乗り込んだあとでしたが、車の窓に顔をつけてる状態でイブたちのすぐ真横を通り過ぎたのに、イブったらチラリとも見ない!!!
そんなのってアリ??????
もちろんヴィラネルは気づくけどね。
とにかくキャロリンは、イブがヴィラネルを刺したけどやっぱり生きていて、すでに病院の少年と中年男を殺しているとわかると、「あなたに警護をつけないとね」と自宅に連れて行くんですが、そこにいたのは…
シーズン1最終話でヴィレネルに撃たれて死んだはずの、
コンスタンティン!
この展開はなんとなく読めたけど、生きててよかったー。
というところで終わり。
シーズン2・第3話に続く。
2020年4月28日(火)朝9時半過ぎ
●キリング・イヴ/Killing Eve の感想記事●
シーズン1第1話の感想
シーズン1第2話の感想
シーズン1第3話の感想
シーズン1第4話の感想
シーズン1第5話の感想
シーズン1第6話の感想
シーズン1第7話の感想、推理など
シーズン1最終話(第8話)の感想
シーズン2 第1話の感想
シーズン2 第3話 あらすじ&感想
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以下、ネタバレあり!!!
今回はけがで弱ったヴィラネルが被害者っぽい状況になるのがちょっと意外、かつハラハラさせられておもしろかったです。
ヴィラネル
前回、通りすがりの人の車のトランクにもぐり込んだヴィラネル、イギリスに着いたらこの人たち殺しちゃうのかなとヒヤヒヤしたけど、そこまで元気なかったのか、ふつうにパジャマ姿で歩いて行きました(笑)。
その夜はコインランドリーの店で寝たヴィラネル、店のおばちゃんに起こされると、なんと苦労して手に入れた薬がすべて盗まれてて泣きっ面。薬の代わりに他人のランドリーをかばんに詰め込み、着替えてスーパーへ。
スーパーで人のよさそうなおじちゃんをカモにしたかと思ったら、なんとこのおじちゃん(ジュリアン)がすごいクセ者というかヤバい人だった!!!
けがのせいでだんだん弱ってきたヴィラネルが必死になんども「薬局で薬を買ってきてほしい」と頼んでも、のらりくらり、出かけても買ってこないし。
えっ、なんで薬なくても大丈夫だと思う?そこが謎。
熱でぐったりしてるのに「髪がボサボサじゃないか」とブラシをかけて「よしよし、これで素敵になった("Nice and neat!")」って…。人形扱い?!
髪なんかどうだっていいんだよ!と、ヴィラネルはイライラの表情。
しかもおじさんが家を出たすきに逃げようとしても、すべての窓とドアのカギがかかっていて閉じ込められてしまった!
きゃー、他にも女の子が拉致監禁されてるんじゃないの?と思ったら、閉じ込められてるのはジュリアンの認知症のお母さんでした。
このお母さんを演じてる女優さんがまた、エミー賞もののすごい演技。
お母さんが徘徊しないようにカギがかけてあるんだろうけど、ジュリアンの留守に電話を使ったことがわかると、すごい恐ろしい形相で責め立ててたから、やっぱりヴィラネルを閉じ込めるつもりもあったんだろうね。
ちなみにヴィラネルがかけた相手は、まずは自分のハンドラー?組織?。しかし相手にされず、切られてしまったので、せっぱ詰まって MI-6 の留守電にイブの名前を叫んで残してました。イブに殺されそうになったのに、やっぱり「私を刺したのは、私のことが好きな証拠」って思ってるんだろうね。
イブ
アリスター・ピール殺人事件を捜査するチームに加わったイブ。前にいたエレナは「殺されたくない」と移動だか辞職だかしていて(エレナ役のカービー・ハウエル・バプティストが別のドラマ出演に忙しいせいかなとかんぐったりして)、代わりにジェスという女性と、ヒューゴという若者が加わっていました。
(*アリスター・ビールってシーズン1のどこかに登場した人かと思ったら、そういうわけじゃなかったみたい。ただの新しい被害者っぽい。一度見てるし、とゲームしながら見てたのでなんか勘違いした?)
一方、パリの病院での少年殺人事件(ガブリエルって、12歳だったらしい!)のニュースを知ったイブは、犯人はヴィラネルだ!とピンときて、現場の写真を送ってもらう。
遺体の手にはかじりかけのりんごが。なぜか apple Eve というキーワードを検索にかけ、アダムとイブの絵が出てきて頭をかかえてました。なんで???
ピール殺しの「足の爪から注入した気泡によって引き起こされた心臓発作」という手口から、「これはサイコパスの仕事ではない、つまり、ヴィラネルじゃないわね」と結論を出すイブ。
「サイコパスって、自分のしたことを人に知ってほしいのよね。ヴィラネルは私に知ってほしいの」とも。「私に」と言うときなんだか誇らしげ?(^▽^;
その後、ピールの子どもたちをたずねてヴィラネルの写真を見せても「知らない」と言うので、イブは「やっぱり!」と得意げです。
「(ピールの殺人者は)きっと、毎日見かけても周りがなんとも思わない、特徴のないマイノリティの移民の女性。白人じゃないと思う」とチームにプレゼンするイブにヒューゴが「なんでそう思うの?」と質問を投げたときの対応が爽快。
すかさず「あなたが話の途中で割り込んできたこと自体が私にそう思わせるのよ」ってピシャリ言ってやったんです( ̄∇ ̄)
つまり、マイノリティ人種であり、女性であるイブに対し、白人男性のヒューゴは(気づいていなくても)優越感を持っていて、途中で割り込んでもゆるされると思ってるんですよね。相手が年上の白人男性だったらしていなかったでしょう。
自分より下に見ている人間は、優越感を持つ人間にとっては「眼中にない」存在。
そういうことが言いたかったんじゃないかな?
ヴィラネルとイブ
さて、ヴィラネルはとうとうジュリアンを殺して家を出ることに成功するんですが…
ヴィラネルが疲労困ぱい、やや放心状態で外に出ると、うれしそうにジュリアンのお母さんまでとことこ出てきたのには笑ってしまいました。
目の前で息子とヴィラネルがやりあってたときは人ごとみたいな冷めた目をしていたのに、外に出ると開放感に目を輝かせてたのが、笑える&かわいい。認知症でも、閉じ込められてるのはやっぱりイヤだったんでしょうね。そう思うとなんだかいじらしい&切ないけど、息子の死にも気づかず、これからどうなっちゃうのか、ちょっと心配(ドラマですけどね)。
一方、MI6の留守電にヴィレネルが残したメッセージをきっかけに、イブやキャロリンたちが近くまで来ていました!
ヴィラネルはジュリアン宅のそばに来ていた「新しいハンドラー」(すごくイヤなヤツ!)の車に乗り込んだあとでしたが、車の窓に顔をつけてる状態でイブたちのすぐ真横を通り過ぎたのに、イブったらチラリとも見ない!!!
そんなのってアリ??????
もちろんヴィラネルは気づくけどね。
とにかくキャロリンは、イブがヴィラネルを刺したけどやっぱり生きていて、すでに病院の少年と中年男を殺しているとわかると、「あなたに警護をつけないとね」と自宅に連れて行くんですが、そこにいたのは…
シーズン1最終話でヴィレネルに撃たれて死んだはずの、
コンスタンティン!
この展開はなんとなく読めたけど、生きててよかったー。
というところで終わり。
シーズン2・第3話に続く。
2020年4月28日(火)朝9時半過ぎ
●キリング・イヴ/Killing Eve の感想記事●
シーズン1第1話の感想
シーズン1第2話の感想
シーズン1第3話の感想
シーズン1第4話の感想
シーズン1第5話の感想
シーズン1第6話の感想
シーズン1第7話の感想、推理など
シーズン1最終話(第8話)の感想
シーズン2 第1話の感想
シーズン2 第3話 あらすじ&感想
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