2018年7月11日水曜日

I Can Only Imagine

先週金曜、かねてからGoogleの99セントレンタルで借りていた映画 "I Can Only Imagine" を観ました。想像以上によかった!

I Can Only Imagine Trailer #1 (2018)


日本でも知られてる人がデニス・クエイドくらいしか出てないし、思いっきりクリスチャン映画なので日本で公開されるかなあ…たぶんない気がする(哀)。ウィキページはあるけど(後述)。

以下、うっす〜らネタバレ含みます。
※一部映画に直接関係ない、暑苦しい話も含まれるので、そのへん興味ない方はさらっとスルーしてやって下さい




内容をひとことで言うと、20年近く前にリリースされ、大ヒットした同名の曲の書かれた背後にある実話をもとにしたお話。

これがそのヒット曲のオリジナル↓(MercyMe というバンド)


(正直言って、オリジナルのバートより映画でバートに扮する役者さんのほうが歌うまいかも…あわわ…)

私は聴いたことなかったけど、クリスチャンの曲としては歴代最高の売り上げ(250万枚)を果たしたらしい。

前述のとおり、映画は「この歌が書かれた背景」のお話。つまりは作り手(MercyMe のリードボーカル、バート・ミラード)の子ども時代から歌ができるまでの半生を描いています。

1972年生まれのバート・ミラードの子ども時代って、80年代なんですよね。同世代なので、使われてる音楽などについて語りたくなっちゃいます。

たとえばバートが子どものころ夢中になるクリスチャンアーティストのエイミー・グラントや、映画の中で彼が歌うキース・グリーンの曲なんかは私も大好きだったので懐かしすぎて大興奮!(*^-^*)

エイミー・グラントって、80〜90年代のコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(以下、CCM)の世界を牽引する第一人者というか、当時の若いクリスチャンはみんなエイミーを聴いて育ったと言っても過言ではないというか、すごい影響を与えた存在なんです。たぶん。

シカゴのピーター・セテラとデュエットした曲 The Next Time I Fall(1986年)がわりとヒットしたので、日本でもご存じの方もいるかも…?


Peter Cetera, Amy Grant - The Next Time I Fall (Official Music Video)

アメリカでクリスチャンになった私も、例にもれずエイミー・グラントからCCMの世界に入り、マイケル・W・スミスとデイビッド・ミースにハマり、その後はキース・グリーンに心酔していました。

このキース・グリーンという人がまた波瀾万丈な人生を送った人でして、彼の人生こそ映画になるんじゃないかと思うんですが…とにかくそのキースの、私も大好きな歌を(映画の中で)バートがコンサートで歌うんです。

うわああああ、この曲を歌うか!!!とビックリしました。

短縮バージョンが教会で歌われることもあるほどスタンダード化されてるので、ある意味驚くほうがおかしいんだけど、まさか今の時代の映画にいきなり使われると思わなかったんです(ちなみに1980年にリリースされたアルバムの曲です)。

O Lord, You're Beautiful - Keith Green


YouTubeで映画版バートの歌うバージョンが聴けます:
https://youtu.be/V71g_AeVzXQ


また、これはBGMとして流れてただけでバートが歌ったわけじゃないけど、U2の1980年のデビューアルバムの曲が流れてました↓

Into The Heart (Remastered 2008)


U2も大好きなバンドなので嬉しい〜〜。


あーなんか、結局映画の内容について全く書いてませんね(苦笑)。

以下、映画の感想をちょこっと語ります。


低予算のクリスチャン映画って、わざとらしくて演技もひどく、映画としての出来映えがいまいちなもの。でも大スターを起用し宣伝も大がかりだったりすると、クリスチャン色が薄くなっている場合もある。この映画はどっちだろう…

そういった不安が多少なりとも観る前はあったんですが、フタを開けてみたら、なかなかクリスチャン色が濃いわりに、演技がひどいわけでもなく、ちゃんと「映画」として観られる作りでした。

とくにデニス・クエイドの演技はすばらしかったです。

彼自身、クリスチャンなはずなので、思い入れもあったんでしょうか…。

何度となく、うるうるしてしまいました。

実話ベースとは言え、そこは映画ですから、ちょっと「作り過ぎ」な部分はありましたが、そういったことをスルーできるほどの感動がありました。

万が一、日本でも観られる機会があったら、お勧めします。
クリスチャンじゃなくてもたぶん楽しめると思う…(保証はしませんが)

●ウィキペディアのページ:
アイ・キャン・オンリー・イマジン (映画)(日本語)
I Can Only Imagine (film)(英語)
(2018年3月アメリカ公開)

Posted on Wednesday, July 11, 2018

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