2018年9月28日金曜日

A Million Little Things 第1話を観て

ゆうべ始まった新シリーズ、A Million Little Things の第1話を観ました。

画像はすべてFacebookより

予告をちらっと観たときからうすうす察してましたが、やっぱり This Is Us がヒットしたから、その手のドラマをねらってる感じの作りでした。ていうか雰囲気がそっくりかも。

全体的な雰囲気はなかなか好きなんだけど、私がアジア人だからなのか、ちょこちょこ「ん?」と引っかかる部分もあって、完全にハマれなかったのが正直な感想。

もちろん1話観ただけなので、これからもっと好きになる可能性はあります。

A Million Little Things(秋の新ドラマ)に書いてたように、ロン・リビングストンがいちばんの目当てだったんですが…


以下、ネタバレしますのでご注意。




すでに「友人グループのひとりが自殺する」ことまではわかってたんですが、それがなんと、ロンが演じるジョンという男性でした Σ(゚∇゚*)!!

(てか今、自分が貼ってた予告編をちゃんと観てみたら、すでに予告でそこまで明かされてましたね)

お目当ての人が第1話で死んじゃった…。(´▽`;)

Wiki を確認したら、ロンさん「ゲスト」扱いだったのね…知らなかった!

残りの仲間3人はこんな人たち:

友人その1(エディ): 
昔バンドをやっていて、今はギターを子どもに教える程度。韓国人妻(グレイス・パーク演じるキャスリン)との仲は冷えきっていて、浮気相手といっしょになりたがっているが、息子の存在が歯止めをかけている。

友人その2(ローム)
映画作りが夢だが、今はコマーシャル制作の仕事をしている。愛し合っている妻がいるが、なぜか理由はわからないけどうつ状態?で自殺を試みようとしていた。ジョンの自殺の知らせを聞いて思いとどまる。

友人その3(ゲリー)
乳がんの寛解中。仲間うちで唯一の独身、乳がんのサポートグループで出会った若い女性マギーをジョンの葬儀に連れて行く。

左からエディ、ゲリー、ローム

3人とも、どうもなんだか、パッとしないんだよねえ。そこがポイントなのかもしれないけど。ふつうの人たちっていうか。

しかし、エディは今のところ好きになれません。妻に対する態度がひどいし。

浮気相手との電話で「またアジア料理のテイクアウトをしようって言うんだよ、もうたくさんだ」みたいにボヤくんだけどね…

そんなこと本人に言えばいいじゃん!と思ってしまった。

それがイヤだったら、ギターをたまに教えてるだけの自分が料理すればいいだけのことじゃない?

もちろん妻のキャスリンも仕事人間で冷たいところはあるけど、夫がフルタイムで働いてないんだから自分ががんばるしかなくないか?

そう思ってしまうのは私が女だからでしょうか。

まあ、食事のことだけじゃなくて、ほかにも問題があるんだろうけどね。

とにかく、そういうことを本人と話さず浮気相手にこぼすところが男らしくないと思ってしまったのでした。

そうは言っても、ジョンのお葬式でのスピーチには感動して泣きました。

ところが、浮気相手というのがジョンの奥さんだったことが判明∑( ̄□ ̄;)

「なんだったんだあの感動的なスピーチは…」とガックリ。
全部ウソくさく思えてしまいました。

これだけだとエディのキャラがほんとに薄っぺらいままだけなので、今後どういう展開になるんでしょうか…。

余談になりますが、クリエーターの D.J.ナッシュという人は、奥さんがアジア人だと思ったけど、違ったかな?エディとキャスリンの息子 Theo 役に100%アジア人にしか見えない子をキャストしたのが不思議です。







それはともかく、男性陣がぱっとしない分(?)女性陣はなかなか好きでした。

ゲリーが乳がんサポートグループで知り合ったマギーはかわいいし、ジョンの妻、エディの浮気相手のデライラもきれいだし、ロームの愛妻レジーナもいい人そう。

でもやっぱ、ロームは妻には弱みが見せられないんですかね…。
自分の苦悩を隠し、平気なフリをしちゃうんですよね。

その代わり(?)アイスホッケーの試合観戦中、ゲリーとエディに「ジョンが死んでなければ、おれが死んでいた」と告白して泣いてしまうのですが。

妻としては、何も言わずに死なれるより、泣いてもいいから話してほしい。もちろん、どうしても自分に言えないのなら、ロームのようにだれか話す相手がいてくれたらいいなと思います。

そもそも、ジョンの自殺の理由も気になります。

書き置きもなしに、直前まで幸せいっぱいの表情を見せていたジョンが、なぜいきなり飛び降り自殺したのか。

いつもポジティブな発言をしていたらしいのに…。

飛び降りを目撃した秘書が、その場にあった書類?を引き出しに隠してたけど、あれはなんだったんでしょう。


ところで、これはお葬式のときのエディのスピーチで明らかになるのですが、4人が知り合ったのは、たまたま乗り合わせたエレベータが故障して閉じ込められたから。

そのとき、全員がアイスホッケーの地元チーム、ボストン・ブルーインズのファンだとわかり、それ以来、ジョンが4人のシーズンチケットをとって毎年いっしょに試合を観に行っていたのだとか。


※ここからはどうでもいい余談です※

ところが、このドラマの撮影地はアイスホッケーファンの多いバンクーバー!
(そもそもカナダでは最も人気のあるプロスポーツですからね)

バンクーバーの地元チーム、カナックスのクレイジーなファンが多いこの土地で、多くのエキストラが敵チームのファンを演じてくれたことに対し、クリエーターのD.J.ナッシュがツイートで感謝してました↓

(カナダと、ブルーインズのファンの格好をしてくれた350人のバンクーバーのエキストラに感謝!)


どれだけクレイジーかっていうと、決勝で負けて暴動を起こすくらい。とくにひどかったのが2011年、カナックスがブルーインズに負けたあと、ダウンタウンのお店がいくつか壊されたりしました(詳細は英語ですが Wikipedia でどうぞ)。

日本だったらたぶん速攻修理されてたと思いますが、けっこう長い間、割られたショーウインドウが板で囲ってあったりしましたね…。

とにかく、ブルーインズはカナックスファンに嫌われる最大の敵のひとつなんだそうで。あ、私はプロホッケーに全く興味ないので、夫情報ですが。

そんなわけで、バンクーバーのエキストラの人たちがブルーインズファンを装うっていうのはけっこうすごいことなんだと思います。私がそのエキストラだったら、なんとも思わないんだけどね。

余談終わり。


終盤の「ひねり(浮気相手の真相)」のせいでちょっと感動が台無しにされたきらいはあるけど、全体的な作りはとってもいいので、今後も楽しみにしています!

また、「自殺」という重たいテーマを扱っているので、番組の最後に National Suicide Prevention Lifeline(自殺防止ライフライン)の電話番号とともに、キャストやリンキン・パークのメンバーなどによるビデオが流れました。

<2019年7月追記>

残念ながら、今はこのビデオが観られなくなっています。
オフィシャルサイトではないですがYouTubeで現時点でも観られるリンクを貼っておきます:
https://youtu.be/KzsSnp9QZYg


アメリカ国内だけの番号だと思いますが、情報載せておきます。

National Suicide Prevention Lifeline
Website: https://suicidepreventionlifeline.org/
1-800-273-8255

Posted on Friday, September 28, 2018
(またまた0時過ぎてしまった…木曜の夜という感覚で書きました)

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