Won't You Be My Neighbor?

ぜひ映画館に行きたかったけど、近所でやってなかったので泣く泣く断念し、Googleプレイ・ムービーズで（夫が）レンタルして、先日ようやく観ました！

アメリカで育った人はだれでも知っている『ミスター・ロジャース』という子ども向け番組で有名な、フレッド・ロジャースの伝記的ドキュメンタリー映画です。

WON'T YOU BE MY NEIGHBOR? - Official Trailer 2



私はアメリカで育ったわけではないけど、いろんなメディアを通してミスター・ロジャースという名前は知っていた（よくパロディの題材にもされる）し、映画にも出てくる法廷での発言の動画を観て、とても楽しみにしていました。

映画そのものは、フレッド・ロジャースといっしょに番組を作っていた人たちや、奥さん、息子たちのインタビューと実際の映像を交えたもので、正直なところ映画館で観なくてもじゅうぶんな内容です。

ちょっぴり不満な点はあるものの、全体的にはすっごく感動(;_;)

これ、ぜひ、アメリカ国民のみんなに観てほしいと思いました。

ウィキペディア（Won't You Be My Neighbor? (film)）によれば、伝記ドキュメンタリー映画としては史上最高の興行収入（2,260万ドル、およそ25億円）らしいので、すでにたくさんのアメリカ人が観ているとは思います。

私のように『ミスター・ロジャース』を一回も通して観たことのない人間が観ても感動するのだから、この番組を観て育った人にとっては必見なんでしょうね。

フレッド・ロジャース自身は2003年に亡くなっているので、なんで15年も待ったのか不思議な反面、なんとなーく、「今だからこそ」なのかなという気もします。


なお、来年にはトム・ハンクス主演の映画（You Are My Friend）も公開の予定。こちらについてはジャーナリストの Tom Junod がフレッド・ロジャースについて書いた1998年の記事が元になっているそうです。
そっちの映画についての記事はこちら↓
Here are the 7 best things about Tom Junod's piece about Mr. Rogers



ちなみに、「ちょっぴり不満な点」は2点。

1点は、カナダで4年ほど番組を作っていたことに全く触れなかったこと、もうひとつはフレッドが牧師だったこと以外、「キリスト教色」を出さないようにしたように感じたこと。

たとえば「クレモンズ巡査」といっしょに足を水につけるシーンについて、「新約聖書でイエスが弟子の足を洗う話にヒントを得た」という話↓（動画の4分過ぎ）



映画にもこの場面は出てきたけど、「黒人が白人といっしょにプールに入れない」時代に「率先して黒人俳優といっしょに水に浸かった」ことだけに焦点が当てられてました。

文脈的に、突然聖書の話を持ち出せなかっただけかもしれませんが、彼の信仰についてもう少し触れてもいいんじゃないかなと思わずにおれませんでした。

逆に、信仰の話は聞きたくない、という人には抵抗なく観られるんだと思います。



で、ラストが…もう泣かずにおれない！

（以下、ネタバレ）




映画の途中で「これから手術を受ける」という、障害を持つ子どもが番組に出演する昔のシーンが出てくるんですが、その子の両親へのインタビューはあるのに、成長した子どもが出てこないんです。

「手術は成功した」と両親は話していたのに、どうなったんだろう、もしや手術は成功しても死んじゃったのかしら？と不安がよぎるんですが…

なんと映画のラストで、大人になったその子とフレッドが再会するシーンが！ああよかった〜〜！！！と号泣(;_;)



さてさて、これ↑書いたの日曜なのに、木曜日の今日まで放置しておりました…
最近すっかり筆無精？になってるだけじゃなく、ちょっと体調も崩しぎみだったりもします。季節の変わり目、だんだん寒くなってきたので気をつけないとね。

ていうか、気づいたらもう11月！Σ(ﾟ∇ﾟ*)!!
今年も残すところあと2ヶ月。
そろそろ「今年観た映画」リストに取りかからねば。


Posted on Thursday, November 1, 2018

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