2018年11月5日月曜日

Homecoming シーズン1のネタバレ感想

ジュリア・ロバーツ主演のAmazonプライムビデオオリジナル作品、Homecoming(ホームカミング)シーズン1について、簡単な感想記事に引き続き、ネタバレ満載の感想をだらだら書いております。



*以下、ネタバレ含みます*




お話は、だいたいにおいてジュリア・ロバーツ演じるハイディという女性を中心に進みます。

1)ハイディがケースワーカーとして赴任する施設で起こる、過去のできごと
2)施設を辞めた数年後、しがないダイニングでウェイトレスとして働くハイディの現在のできごと

のふたつが交互に語られる、ちょっと変わったスタイルなんですが、2)の現在の話になるとフレームが真四角になるので、わかりやすいっちゃわかりやすい。

しかし、まさかそこに深い意味があるなんて、終盤まで思いもよりませんでした。

こんな感じに画面が伸び縮み↓

(ここに貼っていた動画が非公開になっていたので2024年4月15日に貼り直しましたが、もしかして最初の動画と違うかも笑)

●おもな登場人物:


  • ハイディ・バーグマン(ジュリア・ロバーツ)
    …ホームカミングという政府関連?の施設で働くケースワーカー。現在はウェイトレス。

  • ウォルター・クルーズ(ステファン・ジェイムズ)
    …帰還兵。ハイディの勤める施設でスムーズな「ホームカミング(=帰国)」のための準備をする。

  • コリン・ベルファスト(ボビー・カナベイル)
    …ハイディの上司。いつも突然電話してきて横柄な態度でしゃべりまくる、イヤなヤツ。

  • トマス・カラスコ(シェー・ウィガム)
    …国防総省の役人で、ホームカミングの調査を担当。

ほか、1997年の映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』でジュリア・ロバーツと共演したダーモット・マローニーがジュリア演じるハイディの恋人役でちらっと登場するのがちょっとおもしろい。


画像はすべてFacebookより


最近『キャッスルロック』に出演していたベテランのシシー・スペイセクが、ハイディの母親として好演を見せているのにも注目。


ジュリアさん↑本編ではわりと神経質な、暗い雰囲気の演技が多いんだけど、このキラキラ笑顔もときおり見せてくれて大満足(*´▽`*)


また、『ダウンサイズ』のホン・チャウも、コリンのアシスタント?としてチラリと顔を出します。



ところで、ウォルターの母親が「ウォルターのお母さんにしては若すぎる」ように見えたのですが…

母親を演じるマリアンヌ・ジャン・バプティストというイギリス人の女優さん、1967年生まれの51歳と知ってビックリ。ウォルター役のステファン・ジェイムズ(カナダ人!)の実年齢が24歳なので、じゅうぶんありえるのね(´▽`;)

てか、ハイディ役のジュリア・ロバーツも同じ1967年生まれΣ(゚∇゚*)!! そこは突っ込まないほうがいいかしらね…。男女の年齢差はわりと無視する世界だからね…。

それに、ハイディとウォルターって年齢差だけじゃなく人種も違うのに、コリンとよりうんとケミストリーを感じるので、恋人同士になっても違和感ないかも。


50代でピンクがこんなに似合う人、あまりいないかも〜

なぜかなと考えてみたら、ウォルターって若いのになんだか円熟してるというか、ふところが広そうっていうか、人間として魅力があるんですよね(若干24歳でそういう器の大きさを現せるステファン、大物になりそう)。

だからこそ、

↓ ↓ ↓ ↓ ↓


**重要なネタバレあり**


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ウォルターのトラウマのもとになった記憶が突然消えてしまったことに気づくシーンでは、ハイディといっしょに大ショックを受けました。

また、簡単な感想のほうにも書きましたが、ジュリア・ロバーツはホントに才能ある女優さんだなあ、上手だなあと、とくに思わされたのが最終話での演技でした。

最後にウォルターを見送るときのなんとも言えない表情に、こちらもウルウル。

ハイディのことを忘れてしまったウォルターに、真実を告げぬまま、あのまま終わるっていうのも(さびしいけど)アリなのかな〜と思いつつ、やっぱりなんか、かつてハイディとウォルターのあいだに流れたあたたかい感情を取り戻してほしい気もするような…。


●ほか、思ったこと(ネタバレ満載)


前半が少しゆっくりめな一方、後半はたたみかけるように展開がどんどん速くなって、最後には「あっ」と言わせるどんでん返しが用意されていました。

夫とふたり、ああだこうだ推理?しながら観たんですが、推理が当たってることもあり、ぜんぜんちがってたこともあり…。

たとえば、ウォルターとの会話に、ハイディにはカウンセラーとしての実務経験がほとんどないことがさらっと出てきて、そのとき「なぜこんな責任のある仕事を任されたんだろう?」とふと思いました。

ちらっと疑問に感じただけのことが、のちに「そういうことだったのか」と思いっきり納得させられる展開に。

同じようにちょっと引っかかったことが実は深い意味を持っていたことが、ほかに2つありました。

まず、前述のとおり、画面が伸び縮みすること

ハイディの記憶が封じ込められていたことを象徴していたんですね。

8話でペリカンの声を聴いて記憶を取り戻したあと、9話で現在でも過去でも画面が同じ大きさになったのでハッとしました。

もうひとつは、「ホン・チャウがこんなチョイ役…?」と不審に(笑)思ったこと。

10話の最後の最後で、彼女がじつは(出番は少ないけど)重要な役どころだったことが判明し、やっぱただのアシスタント役にわざわざホン・チャウをキャストするわけないか、と納得しました。

てか、そのホン・チャウ演じるオードリーが最後に取った行動が謎だったのですが、これはシーズン2で解明されるのかな??


●原作について


原作のPodcast (Gimlet Media)はこのページから聴けます:
https://www.gimletmedia.com/homecoming

一話だけ聴いたところ、TVドラマはかなり原作に忠実に作ってるなという印象を受けました。二話以降はわかりませんが。

ちなみにオリジナルのキャストもなかなか豪華。

ハイディ役はキャサリン・キーナー(ダーモット・マローニーの元妻…)、ウォルター役はオスカー・アイザックですから。

個人的に、TVドラマのコリン役にオスカー・アイザックをキャストしてほしかったかも…。ボビー・カナベイルもすごく上手な人ですが、彼が演じるとコリンが死ぬほどウザったくてしょうがないし、ジュリア・ロバーツとのケミストリーがなさすぎて悶絶したので(-_-;


Posted on Monday, November 5, 2018(の、深夜)
パソコンの調子が悪くて再起動をくり返しながら、とぎれとぎれに書いてたんですが、今現在、持ち直しました。この勢いでウォーキング・デッドのひとこと感想も今夜中にアップしたい〜。

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