2019年9月5日木曜日

Fear the Walking Dead シーズン5 第10話 とうとう春が来たような来ないような。

第9話の続き。

Fear the Walking Dead

Season 5 Ep. 10 "210 Words Per Minute" 
aired on Sunday, August 18, 2019


なかなか好きなエピソードでした。

エピソードタイトルは、「1分につき210語」、グレイスが聞いているオーディオブックのスピードのことです。


※以下、ネタバレあり。



今回はグレイスとモーガン、ドワイトに焦点をあて、『ウォーキング・デッド』の始めの頃を思い出すような、ほんわか人間のよいところを思い出させてくれるお話でした。

最初の数分↓

Opening Minutes Of Season 5, Episode 10 | Fear the Walking Dead



9話で公開されていたプロモビデオを観たチャックという人物が、ショッピングモールから「(ゾンビにかまれて助からないので)おれを殺して星空の下に埋めてほしい」という通信が入り、助けに行くモーガンたち。

行ってみるとチャックがいるはずの警備室はもぬけのから、モールの一階だか地下だかはゾンビだらけ。

そこに「ローガンがこのへんにいるかもしれない」という知らせが。


ウォーキートーキーのやりとりを聞かれてもよいよう、ラジカセで音楽を流すというのは賢い!

早くここを出た方がいい、というドワイトに「ここの物資は必要だ、トラックを持ってこい」と促すモーガン。

ドワイトが出かける前の2人のやりとり「注意深くするか否か」の意味が重かったのは、のちにドワイトがローガンの仲間につかまってシェリーの手紙を焼かれてもなお、報復せずに男を逃したときに明らかになります。

ドワイト、以前のように容赦なく殺しちゃうかな?とちらっとドキドキしたけど、「おれもチャンスをもらったから、おまえにもチャンスをやる」なんて(ちょっぴりキザだけど)かっこいいセリフが言えるなんて、成長したね〜〜〜。


ウォーキングデッドのときからすでにだんだんいい方に変わっていたけど、フィアに来てジョンとのかかわりを通じて、ほんとうに「生まれ変わった」のかなと感じました。

きれいごとすぎるような気もしないでもないけど、好きです、この展開。


さて一方、体調を崩したグレイスと、いっしょに残ったモーガン。

グレイス、「ここにある緊急治療室に、レントゲンの機械なんかがあるかもしれない、自分の状態がどうなのか知りたい」と、ゾンビうようよのフロアに降りていこうとするので、モーガン仕方なくお手伝い。

カナダではそんなものが置いてあるのは専門の施設だけだと思うけど、アメリカではモールにあるんだろうか)

そこにチャックがいるのかどうかもわからない状況で、なおゾンビの群れの中にチャックを探そうとするなんて正気の沙汰じゃないと思うんだけどね…。

(あと、ドワイトが去ったら急に元気になったグレイス、体調不良はどうなった)

ふたりはゾンビに追い込まれながらもほのぼの語らう時間を持つ機会もあったり、メリーゴーランドにいっしょに乗ったりして心を通わせ、この人たち完全に両思いなんじゃ?と思ったら、、、


ドワイトがみんなを連れて戻って来て、モールから物資をありったけ持ち出し、めでたしめでたし、な場面で、モーガンはメリーゴーランドを見てにんまりする自分に気づいてふと我にかえったみたい。

「グレイスが好きなんだ」と気づいてモーガンもとうとう男やもめ卒業か?と思いきや、なんと、真逆の結果に。

すっかりモーガンといっしょに乗るつもりで微笑みかけるグレイスに「いっしょには行かない。アルがひとりだから、行ってやるべきだと思うんだ」と冷たい顔で言い放つんですΣ(゚∇゚*)!!

それを聞いて涙ぐむグレイス、完全に惚れてますね。

モーガンもひとり運転しながら泣いてたもよう。
なぜなんだ。好き合ってるなら付き合ったらいいじゃん。

自分としてはあんまり年齢差の激しいカップルは好みじゃないのですが(モーガン役のレニー・ジェイムズは来月54歳、グレイス役のカレン・デイビッドは39か40歳なんだけど、30歳くらいにしか見えないので親子ほど離れているように見えてしまう)この2人はなんだかかわいらしく感じるんですよねえ。


そうそう、9話の感想記事に「ドワイト役の俳優さんがヒゲない!」と書いてたけど、それは今エピソードの最後、とうとうダニエルに剃ってもらったからだったんですね〜。すっきりさっぱり、まるで別人。思ってたより若かったのね。


あと、オーディオブックを倍速だか通常より速いスピードで聞いているのは「いつ死ぬかわからないから」と言っていたグレイスが、そんな考え方をするのをやめて(モールの医療機器を使うのもやめて)ふつうのスピードで聞くことにした、というのも前向きでいいなと思いました。

そうは言っても、実際にそうとうな量の放射能を浴びてきているので、いずれは悲しい結末が待っているのかな、そうでないといいのですが。


シーズン5・第11話に続く。


Posted on Thu. September 5, 2019

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2 件のコメント:

  1. メリーゴーランド、星空投影機、ラジコンカーといった子供が喜ぶ小道具を効果的に使った、モーガンに似つかわしい慎ましやかなロマンスでしたね~。激しい抱擁とかラブシーンはモーガンに似合いませんもんね。
    ドワイトのエピソードも後味よく解決したので、何か心のなごむ回でありました。(ヒゲを剃ってスッキリしたドワイトにも心なごませてもらいました。)

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    1. じゃとむさん、コメントありがとうございます!
      言われてみれば、おっしゃるとおり、子どもの遊び道具満載でしたね〜。
      ぜんっぜん気づきませんでした(^▽^;
      激しい法要(←あっ)とかって見たくないなあ…リックのラブシーンもいらなかったけど。
      もし今後、グレイスとであれ誰とであれ、恋人ができるのであっても、ほんわかムードをキープしてもらいたいです〜。

      それにしても、ラジコンを使うモーガン、楽しそうでしたね^^

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