2018年3月6日火曜日

ウォーキング・デッド シーズン8第10話 感想とあらすじ

シーズン8第9話の続き

画像はFacebookより

The Walking Dead

Season 8 Ep. 10 

"The Lost and the Plunderers(邦題『託された手紙』)"

Air date: March 4, 2018


今回は…ダラダラのろのろペースにイライラすることなく見られました!
(久しぶり!)

8話から書いてる「現時点でのIMDbの評価」、いっそ1話から全部載せます。

以下、3/6時点でのIMDbの評価(カッコ内は私がつけた点数):

Ep.  1: 6.9
Ep.  2: 6.7
Ep.  3: 6.4
Ep.  4: 6.8
Ep.  5: 7.4 ←現時点の最高
Ep.  6: 6.2 ←現時点の最低
Ep.  7: 6.5
Ep.  8: 6.7(7点)
Ep.  9: 7.0(6点)
Ep. 10: 8.2(7点)(←5話をのぞく最高点ですが、放映後まもないのでアテにならない)


以下、ネタバレ全開の感想と簡単なあらすじ



ペースよかったのはいいけど、グロすぎて直視できないシーンが多発…というか一瞬見ただけで気分わるくなって、トーキングデッドでメイキングを見るだけでも気持ちわるかったのがどうもいただけませんでした(´▽`;)

それでも、そこだけ目をそらせば動きがあっておもしろかったです。

また、ミショーン・ニーガン・イーニッド・サイモン・ジェイディス・リックと、それぞれのキャラに焦点をあてて章分け(?)してくれたのがよかった。


ミショーン&リック


カールが死んだ悲しみに暮れながらアレキサンドリアを発つ準備をするふたり。

「カールが屋根によく座ってた」建物?が燃えているのを見て、「時間がない」というリックを振りきって消化器を手に走って行って消火活動をしてしまうミショーン、ちょっぴりのんき?(^^;

とは言え、リックも結局追いかけて行っていっしょに火を消そうとするのですが、ゾンビがわらわらやって来ると、しかたなく車に戻って出発。

車の中での会話がちょっと興味深い。

「カールはおれたちに戦うのをやめてニーガンに服従してほしいんだろうか」と、カールの気持ちがはかりかねないリック。

ミショーンは「カールはニーガンあての手紙も書いていた」と話します。

なんせあの「カールの理想の夢」にも「いい人」となってジュディスと笑い合うニーガンの姿があったくらいだもんね(^^;

しかし、たとえそれがカールの願いであったとしても、降参するつもりはないリックは、ジェイディスを味方にすべくスキャベンジャーズのたまり場に向かうのですが…入り口にはワナがしかけてあり、中には大量のゾンビが!*A*


イーニッド&アロン@海辺の村


ニーガンたちと戦うためとは言え、武器をぜんぶ奪った相手(シーズン7第15話)に何を求めてるんだろうこの人たち、と思ってたイーニッドとアロン。

イーニッドに殺されたナタニアの孫シンディにふたりの運命は託されますが、イーニッドの説得に負けて(?)お人好しのシンディはふたりを殺さず、解放します。

「でもあなたたちの手助けはしない。もう戻って来るな」と言われるものの、アロンはイーニッドだけ帰して「説得してみる」と残ることに。

いったいどうやって説得するつもりなのかねえ(´▽`;)

というか、イーニッドをひとり帰すっていうのも危ないんじゃないの?!と思ってしまいましたが、彼女、アロンより強かったりしてね。


サイモンとニーガン


裏切り者のスキャベンジャーズも、自分の仲間たちを人質にしてひとりの死体を送ってきたヒルトップも皆殺しにして一掃し、移動して一からやり直したいサイモンですが、ニーガンは賛成しません。

「ゴミ人間」たちに「取り引きは今も生きている」というメッセージを伝え、見せしめにひとりだけ殺せ、と言い渡します。

ニーガンが彼らのことを「ガーベッジ・ピープル(ゴミ人間)」と呼ぶのに対し、サイモンは「ガーベッジ・ラッツ(ゴミねずみ)」と呼ぶことから、彼らの認識のちがいが浮き彫りに。

この分では、いずれサイモン、ニーガンを殺すことを考えるのでは…?(逆にサイモンのほうが殺されそうだけど)

静かな抵抗(?)として、「ひとりだけ」殺せという命令にそむき、ジェイディスをのぞいたスキャベンジャーズをすべて殺させるサイモン。

リックたちが着いたのはこの虐殺のあとだったわけです。

(このときサイモンは始めから皆殺しにするつもりでジェイディスを挑発した、と、トーキングデッドで原作者のロバート・カークマンが肯定していた…はず。一回観ただけでちょっとうろ覚えだけど、たぶん)

アジトに戻り、涼しい顔で「命令どおりにした」とニーガンに報告するサイモン。

そのときウォーキートーキーでリックからニーガンに連絡が入ります。*B*
(冒頭の「ミショーン」の章でリックが死体からゲットしてました)


ジェイディス


みんな殺されてしまったあと、ひとりゴミ山で呆然とするジェイディス。
そこにリックとミショーンがやって来ます。(*A*

ここからジェイディスは例のヘンな「単語をならべるだけ」の話し方をやめ、ふつうに話すようになるのがおもしろい。

リックとミショーンはゴミ山から車のドアを見つけ、それをタテにゾンビ軍団(←スキャベンジャーズたちだったわけですね)を追い散らしながら出て行きます。
(このドアが実物だったらしく、トーキングデッドでリック役のアンドリュー・リンカンが半分ジョークでグチってました)

「いっしょに行かせて」と懇願するジェイディスを、なんとリック、「もう役に立たないから」と切り捨てて置き去りに!Σ(゚∇゚*)!!

そ、それはいくらなんでも、どうなの。

しかし、ひとり残されたジェイディス、なぜか速攻立ち直り、巨大な粉砕器??にゾンビ(と言ってもついさっきまでは仲間だった人たち)をおびき寄せてマッシュポテト状態に…そのシーンが気持ちわるすぎて、今思い出すだけで吐きそうになります(-_-;

すべて終わったあと、ゴミの中にかくしてあった段ボール箱からアップルソースの缶を取り出して食べるのがすごい。ゾンビたちがドロドロのチリスープになったのを見た直後に、よくアップルソースみたいなドロドロのものが口にできるなあ(→o←)

ああ今書いてるだけで胸がムカムカします(ー_ー;


リック vs. ニーガン


ジェイディスを見捨ててしまったことを車の中で正当化しようとするリック…やっぱり気になるんだ(笑)。

ミショーンに「カールが言ってたのってこういうことじゃないの?選択の余地があるときに何をすべきかって」と言われて「ちょっと時間が必要だ」と車を停めるリック、てっきりジェイディスのところに戻るべきかどうか考えるのかと思ったら…

ウォーキートーキーを手に車を降り、カールのニーガンへの手紙を読んでニーガンに連絡(*B*)。

カールは死んだこと、ニーガンあての手紙を書いていたことを伝え、「カールはおまえにもおれにも(戦うのを)やめて平和に暮らすように手紙の中で書いていた」と話しながら、「でももう遅い。おれはおまえを殺す」と宣言するリック。

なんで…?

カールが死のまぎわに頼んでいたことを完全に無視???

そのへんよくわからない。

カールが頼んだからと言って、すぐに戦いをやめるわけにいかないのはわかるけどさあ…なにもわざわざウォーキートーキーで伝えなくても。

しかし、ニーガンの受け答えがおもしろかった。

「おまえのせいで死んだんだ。カールがバカなことをするのを止められなかったんだから。おれのやり方が正しい。おまえのだいじな人間がこれ以上自分のせいで死なないように、もう戦いをやめておれに従え」的なことを淡々と話し、最後に「もうあきらめろ。もうおまえは負けたんだから」と締めくくって10話は終わり。

彼のやり方には絶対に賛成できないけど、今回のニーガン見てると(サイモンと比べて)ちょっぴり人間味が感じられたりして。


<トーキング・デッド>


原作者のロバート・カークマンと、イーニッド&アロン役の俳優さんがゲスト。

「ニーガンには一応、彼なりの倫理観があって、本気で『人を救っている』と考えての行動だが、サイモンにはそれがないので彼の方がある意味危険だ」とロバートさんが言ってました。

なんとなく、ロバートさんはニーガンに肩入れしてるみたいというか、ニーガンに一応の正義感を認めているみたいな気がしたので、これからもしかして、ニーガンがいい人側に変わったりする可能性はあるのかな〜???

でも彼、ぜったい自分の非を認めなさそうだし、今までの行動を反省したりはしなさそう。だとするとやっぱ、リックと仲間になることはありえないかな??


また、どこで出てきたのか忘れたけど、さらっと「ヘリ(コプター)パッド」の話が出てた(確かサイモンとジェイディスの会話??)のも興味深かったです。ほんとうにあの辺にあるのかな?ヘリパッド。

次回予告ではニーガンとユージーンの会話シーンを見せてくれたので、とうとうユージーンの忠誠心(?)がどこにあるのかもわかるかも。


Posted on Tuesday, March 6,  2018

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シーズン8・第11話に続く

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2 件のコメント:

  1. IMDbの評価、随分下がっちゃってますが、
    これはドラマが長く続いてるので魅力が薄れて来たというか、飽きられて来たということが要因の一つにあると思うんですけど、
    僕はニーガン篇が長すぎることが評価を下げてる主な要因じゃないかって気がするんですよ。
    ニーガン篇になってからギャング団の抗争ものや戦争ものの要素が強くなって、
    このドラマの特殊な設定が充分に活かされてないような気がするんですよねぇ~
    ま、逆にニーガン篇後どういう展開になるのか楽しみではありますが(シリーズ終了だったりして...)

    それにしてもアレクサンドリア、
    とうとうウォーカーがさまよい歩く街になっちゃいましたけど、
    リックたちが腰を落ち着けると結局こうなる、というのがこのドラマのお決まりの展開というかお約束なんでしょうねぇ~(というかゾンビものの約束事かな?)

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    1. じゃとむさん、コメントありがとうございます!

      ニーガン編になってから抗争や戦争的要素が強くなった、というのは本当にそうですね。ゾンビ問題なんて二の次っていうか。

      いや私はゾンビには興味ないんだけど(失礼)、でも人間同士の殺し合いそのものより、生き残った人間が試行錯誤をくり返しながらゾンビ含む世の終わり的事態に立ち向かって行く、そのドラマがおもしろかったのにね…。

      私は『ジェリコ』みたいな、わけわからないけど世の中が終末を迎えたような事態に、人があがきながらがんばって生き残り、社会再構築していく…そう言うのが好きなんですよねぇ〜。

      社会が機能しなくなったときに必ずこういう戦いがおっぱじまる、っていうのがすごくアメリカ的だと思いますけどね。

      それはともかく、リックたちが腰を落ち着けるとこうなる、って言われて「ホントにそうだ!!!」と気づいて苦笑しちゃいました。もう早くそういうの終わりにしてもらって、平和になってほしいです(^^;

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