Game of Thrones
S7E7 "The Dragon and the Wolf"
Air date: Sunday, August 27, 2017
(画像はFacebookより)
とうとうシーズン7も最終回を迎えてしまって、脱力中。
シーズンフィナーレにふさわしい、1時間21分という映画なみの長さで見応えたっぷりでしたが、個人的には6話のほうが好きだったかも…(IMDbユーザーの評価は今回のほうが高いです)。
去年の秋に出回ったリークを見直してみたら、ほとんど一致していたものの、若干ちがう部分もありました。脚本が変更になった部分もありそうですが、来シーズンに持ち越されたのかな?と思う部分もあったり。
それはともかく、シーズン7最終回の感想です。
以下、ネタバレ全開です。
※細かいあらすじはナシ
シーズン7・第6話の感想・シーズン7・第6話の感想その2の続き。
今回の最大の見せ場のひとつ、ドラゴンピットでのシーン、メジャーキャラのほとんどが集まったのはすごいと思うんですが、正直言って、ちょっともたもたしてるように感じてしまったんですよね…。ジョンがウソがつけなかったことでさらにもたもた。
見直すことがあればまた違う感想を持つかもしれませんが。
私がいちばんスカッとしたのは、サンサとアーヤのシーンでした。
リトルフィンガーの最期
これまでさんざん悪巧みをしてきたリトルフィンガー、最期はあっけなかったような気がしないでもないけど…
彼がサンサとアーヤを対立させようとしてたこと、サンサはいつから見破っていたのか、ブランやアーヤとはどの時点で話したのか不明なのがちょっと残念でした。
とは言え、まるでアーヤを断罪しようとしてるように見せかけて実はリトルフィンガーを裁いていたという展開は小気味よく、思わず YES! I knew it!!! と拍手してしまった(なんとなく読めてしまったので I knew it)ほど、スカッとしました。
命乞いをするリトルフィンガーがちょっぴり哀れにも感じたけど、それに乗らない冷たい表情のサンサがかっこよかった〜!
彼女、女王の風格が出て来たように思います。
シリーズ開始当初は鼻持ちならないわがまま娘というか、あまり好きになれなかったけど、今回は素敵でした。このままウィンターフェルの女王になるべきじゃないかしら。
リトルフィンガーを成敗したあと、アーヤとサンサが仲良く語り合うシーンがとっても好きでした。よかった姉妹で殺し合うことにならなくて…。
(でも、だったらなんでアーヤはサンサを脅すみたいなことをしたんでしょうか。どうやってふたりが和解したのか、すっ飛ばさずにフラッシュバックでもいいから見せてほしかったなあ)
ドラゴンピットでの同窓会(←ちがう)
「同窓会」と思わず言いたくなるほど、「久しぶりの再会」がたくさんあったドラゴンピット、いろいろ楽しかったです。
なかでも好きだったのが、ハウンドとブリエンの再会。ブリエンはハウンドを半殺しの目にあわせたのに、「死んだと思ってた」とかふつうに語りかけてるし(笑)。
最初はぎこちなかったふたりも、アーヤを想う気持ちは同じとわかって意気投合したように見えました。
以下、ふたりの会話の好きなところ(アバウト訳):
ブリ「(ハウンドをぶちのめしたのは)アーヤを守ろうとしてただけ」
ハウ「You and me both. おれらふたりともな」
ブリ「アーヤは生きてるわよ」
ハウ「どこで?」
ブリ「ウィンターフェルで」
ハウ「あんたがここにいるってことは、だれがアーヤを守ってるんだ」
ブリ「守られなきゃいけないのはアーヤの邪魔をする人だけよ」
ハウ「(ニヤリと笑って)おれじゃないな」
ここでブリエンもニッコリ、なんか旧知の仲みたいで、トームンドがいたら妬きそう?
それはともかく、ハウンドがアーヤをだいじに思ってることがさりげなく確認できたことだし、このふたりの再会も見たいなあ。
***
ほかにブロンとティリオン、ハウンドとマウンテン、ジェイミーとブリエンの再会なども興味深かったです。ブリエンがジェイミーを叱りつけるような調子で「家とか名誉とか言ってる場合じゃないのよ。クイーンに話しなさい!」と迫るシーンは「ブリエン、あっぱれ!」と拍手したい気持ちでした(ブリエンかっこい〜!)。
***
同窓会は置いといて、ドラゴンピットでの集会の目的は「ワイトをサーセイに見せて協力を取り付けること」。それが成功しなかったら、ソロスやドラゴンの犠牲が無駄になってしまうのですが…
ウソをつけないジョンのせいでうまく行かなかったように見え、がっくり。
とは言え、サーセイのことだから、たとえジョンがウソの忠誠を誓っていても信頼することはなく、同じ結果になってた気がします。
しかし、ジョンのせいで交渉が決裂し、引っ込んでしまったサーセイにティリオンが話しに行くシーンでは、妙な期待をしてしまいました。
「いっそ殺せ」と言い出すティリオンを殺させることができなかったのは、もしやサーセイ、実はティリオンのことひそかに好きだったのかな?人間らしさが残ってるってことかな?と。
が、結局はティリオンをだましてただけなんだとわかってガッカリ。
サーセイにガッカリしたのはジェイミーも同じ。
「あなたはラニスター家の中でいちばん愚かな人間だってわかってたけど」などと言われちゃったり(それ真実をついてるかも^^;この場合の愚かさって逆にいいことだと思うけどね)、自分に相談なしにみんなをあざむく作戦に出たってことがわかって、とうとうサーセイを見限ったようですね。
"Inside the episode"↓(英語字幕つき)でそんな感じの話をしてました。
ここでジェイミーがサーセイに従わず、みんなといっしょに戦うことを選んだことで彼への評価を改めたりして。今シーズン、ジェイミーの評価が行ったり来たりした私でした。
ジョンの出生の秘密
一方、サムとギリーはウィンターフェルに到着し、サムはさっそくブランを訪ねるのですが…
(ここでブランが「ジョンの両親がだれなのかわかったから、教えてあげなければ」と、赤の他人のサムにいきなり話し出すのがちょっと不思議。まずはサンサやアーヤに話すべきでは?(^^;)
なんでも見えるはずのブランも、ジョンの両親が正式に結婚していたことは知らなかったらしく、そこはサムが教えてあげていたのがちょっぴりウケる。5話のギリーの話、聞いてないようでしっかり聞いていたのね、サム。
確認のため過去をウォーグするブラン(自由に見たい時点に行けるんだ!)は、シーズン6の最終話でウォーグしたときリアナがネッドにささやいていた言葉を聞き取ります。
(赤ちゃんの名前は)エイゴン・ターガリエンよ、と。
それを知ったブランの「リアナ叔母さんは誘拐されてレイプされたわけではなかった。ロバート・バラシオンはウソに基づいて反乱を起こしたことになる。ジョンはバスタードなんかではなく、アイアン・スローンの跡継ぎだったんだ。ジョンに伝えなければ」というナレーションをバックに、北へ向かう船の中ではジョンとデナーリスが…!
「ちょっと待て、あなたたち叔母と甥っ子だよ?」
という、少なからず気持ち悪いことになってました(^^;
(ターガリエン家では兄弟同士で結婚することがふつうらしいけど、叔母と甥っ子はどうなんだろう)
ちなみに、ウィキペディアによると、エイゴン・ターガリエンというのは HBO のゲーム・オブ・スローンズには登場しないけど原作には登場する、レイガー・ターガリエンとエリア・マーテルのあいだに生まれた子どもの名前でもあります。
もしかしたら原作のエイゴンの要素(レイガーの息子)をジョンにくっつけてしまったのかなと思いました。
壁の崩壊
どちらか言うと平和な、スローめな展開の続いた7話が、急に大きく動いたのが北に残ったトームンドとベリックらの守る壁が崩壊されてしまうところ。
6話でナイトキングに殺され、ゾンビとなったドラゴンがナイトキングを乗せて穴のあいた翼で飛びまくり、壁を青い炎で攻撃するのが悲しかった…けど、6話に比べてどうしてもCGにしか見えず、「6話で予算を使い果たしちゃったのかしら」なんてうがった見方をしてしまいました(苦笑)。
しかし、巨大な壁と比べればドラゴンも小さなものなのに、くり返し攻撃したことで壁が崩れてしまう様は圧巻でした。
トームンドもベリックも、あれじゃ助かってないよね…?(;_;)
壁の崩壊から逃げられていたとしても、あんなにおびただしい数の死人軍団からどうやって逃げられるのか…。
デナーリス、甥っ子といちゃいちゃしてる場合じゃない!!!
彼らがどうなったのか、そこらへんのリーク情報が知りたいです!!!(号泣)
トームンド、生き残っててほしい…。
ゾンビとして復活とかイヤです・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。ワアアアン!!!
あと、地味にヤーラのその後も気になってます。シオンがとうとうアイアンボーンの荒くれ男どものリーダーシップを取り戻してたけど、ちゃんとヤーラ取り戻せるんだろうか。
***
第1話…8.7点
第2話…9.0点
第3話…9.3点
第4話…9.9点(9点)
第5話…9.0点
第6話…9.3点(10点)
第7話…9.7点(9点)
みなさんはどのエピソードが好きでしたか?
今、久しぶりにアンケートを作ろうと思って準備中です。
できたらアップするので、ぜひ投票ください♪
*アンケート2つ作りました↓
『ゲーム・オブ・スローンズ』アンケート
シーズン8・第1話に続く
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Posted on Tuesday, August 29, 2017 (午前1時近く!)
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UPお疲れ様です。チョコさんS7の完走お疲れ様でした~、楽しく読ませて頂きました^^
返信削除小指の裁判シーンは気持ち良かったですね。
確かに前回でのサンサとアーヤの駆け引きはなんだったのでしょうね…あれも小指を欺くための布石だったのかなぁとも思います。
あいつ、めっちゃ頭切れるから自分に不利だと思ったらさっさと逃げるでしょうし、確実にあの場に立たせる為の芝居だったのかも~w
個人的にですが、小指の俳優さんは僕の叔父さんにそっくりでして、あのシーンはスカッとしたんだけどどうも憎みに憎めずでwけっこう好きなキャラの一人だったのでちょっとだけ残念です^^;
takさん、コメントありがとうございます。
削除楽しんで頂けて嬉しいです。
小指(←笑)…のキャラ、お好きでしたか〜。
私も彼の本性がずっとわからなくて、わりと好きな時期もありましたが、最後の方はもうサンサがだまされるんじゃないかとハラハラしてました。
俳優さん自身は好きです!なかなかハンサムですよね。takさんのおじさまもハンサムな方ってことですね^^
いつも相手をあざむく側にいたリトルフィンガーが最後はすっかりあざむかれていた、という展開はスカッとしたけど、殺され方は…もうちょいじらしてもよかったかなという気はしますよね。よくも悪くも、あれだけお話に貢献したキャラですから。