2017年8月15日火曜日

Game of Thrones シーズン7第5話 ネタバレ感想

今シーズンの『ゲーム・オブ・スローンズ』は、お話がサックサク進んで非常に気持ちがいい上、前回とっても気になったことの続きが「おあずけ」にならず、今回ちゃんと観られて嬉しい〜。

第5話はほかにもいろんな人のその後がわかる場面もあったりしててんこ盛り。
好きな人たくさん出てきたし、笑えるシーンもあってとっても楽しめました!

シーズン7・第4話の続き。


Game of Thrones

S7E5 "Eastwatch"
Air date: Sunday, August 13, 2017

(画像はFacebookより)


IMDbの評価は、4話の9.9点(現時点)と比べると9.1点と低めですが、私が評価をつけるなら4話が9点だとすると5話が9.5点かな。IMDbに9「.5」はつけられませんが。



以下、ネタバレ全開の感想。
簡単なあらすじも含みますが、一度観ただけで書いてるので勘違いしてる部分もあるかも。



ブロン、ジェイミー&サーセイ


4話のラスト、川底(そう、海でも湖でもなく「川」だったらしい)にジェイミーが沈んで行くところで終わってましたが、5話の冒頭でさっそく彼らが無事に生きてたことが判明してホッ!

ブロンがジェイミーを水から引っ張り上げるわけですが(さすが!)。

ブロンも傷ついてなくてよかった〜〜〜(*´▽`*)

しかも、のちにティリオンがジェイミーとの密会を設定してくれるようブロンに頼んだらしく(頼む場面はすっ飛ばされたけど)、ティリオンとブロンが同じ場所にいる、という場面が一瞬だけあってすっごく嬉しかった〜。

やっぱブロンはティリオンといっしょにいる方が合ってる!

ジェイミーを助け上げたときに「またドラゴンが現れたら、そこにおれはいない」みたいなことを言ってたし、ホントにティリオンのもとへ戻るのかもね。

しかしサーセイ、「勝手にミーティングを設定したブロンを罰するの?」とジェイミーに言ってたけど…どんな罰を考えてるんだろう、まさか処刑とかじゃないよね?!

サーセイはブロンがジェイミーの命の恩人だということがわかってるんでしょうか(怒)。

さすがにジェイミーも、いくらサーセイにそそのかされたとしてもブロンに対してひどいことはできないと思うけどね(希望的観測)。

「処罰」として追放になって、サーセイに敵する側になってくれるんだったらいいのですが。

てかそのサーセイ、妊娠(!)してることが発覚Σ(゚∇゚*)!!

これじゃジェイミーもサーセイを裏切るなんてできなくなったかな…。

ドラゴンやドスラキ軍団のスゴさに度肝を抜かれて「デナーリス相手じゃ勝ち目がない」とサーセイを説得しようとしてたけど、こうなるとジェイミーも彼女の言うなりになるしかないんでしょうか…怖。


リトルフィンガーに踊らされるアーヤ


4話でウィンターフェルに戻って来たアーヤ、さっそく姉に寄り添うリトルフィンガーを怪しみ、(たぶん)化けの皮をはがそうとあとをつけるのですが…

さすがリトルフィンガー、じつはそんなこと百も承知。

というかわざとアーヤに尾行させて怪しい行動を見せつけ、なんかの手紙()をアーヤに見つけさせたかったらしい。

海千山千のリトルフィンガーが相手だと、さすがのアーヤも操られてしまうってことですかね。それとも「自分は強くなった」と自分の力を過信したためにちょっとしたスキをつかれたのか…

あるいは、リトルフィンガーの計略にハマったフリしてただけならいいな!

番組後のクリエーターの人の説明によれば、リトルフィンガーは「アーヤがサンサに対して腹を立てるように仕向け」たいそうです。この姉妹のきずなが強まることを避け、仲たがいさせたいらしい。

あいかわらず策略づくめのイヤなヤツだ(ー_ー;


アーヤが見つけた手紙、テレビ画面では読めなかったけどこちらのサイトで説明されてました:
Game of Thrones: That Mysterious Letter from Sansa, Explained

シーズン1でネッドが反逆の罪(もちろんえん罪)で捕まったあと、ジョフリーとの婚約も破棄されそうになったサンサが「ロブに手紙を書いてキングスランディングに呼び寄せなさい」とサーセイに迫られて書かされた手紙だったのですね。

シーズン1、見直したはずなのに手紙を書かされたことは忘れてた〜!


サンサが手紙を書かされた場にリトルフィンガーもいたことに注目!

願わくばサンサもアーヤもリトルフィンガーのずるがしこい計略に引っかからず、逆にリトルフィンガーを追い出してもらいたい…。今回ちょっとアーヤがサンサを責めてるシーンもあったので、少し心配です。


シタデルのサム一家


ホワイトウォーカーの大群が「イーストウォッチ(今回のエピソードタイトルにもなってる、ウォールのはじっこのお城らしい)」に行進していくのをカラスの目を通して「見た」ブランはシタデルのメイスターたちに手紙を送りますが、おじいちゃんたちは真剣にとろうとしません。

その様子に黙っていられなくなったサムは「ブランのことは知っている。ホワイトウォーカーもこの目で見た。ウェストロスの人たちはみなさんの言うことなら尊重するから、どうか警告してほしい」と訴えますが、だれも耳を貸しません。

夜、ギリーが一冊の本を読み上げているとサムはそのたわいもない内容に腹を立ててさえぎり、しまいには図書館の本や資料を盗んでギリーと子どもといっしょに出て行くことに。

そのギリーの読んでた資料にむちゃくちゃだいじな情報があったのに、サムは全く注意を払ってなかったのが残念。

「レイガー王子の結婚を無効にし、秘密裏にほかの女性と婚姻させた」

そ、それって…

ジョン・スノウの両親のことでしょ?!

つまりジョンはレイガーの「バスタード」(婚外子)ではなく、正当な王位継承権を持つ王子だったってことですよね。

ギリーは記憶力がよさそうなので、この本を読んだことを覚えててあとで役立つといいなあ…。


戦の終わりとデナーリスの周辺


ちょっと順序が前後しますが、ラニスター軍団に急襲をしかけたあと、デナーリスは生き残ったラニスター側の兵士たちに「わたしに仕えるか、死ぬか選びなさい」と二択を迫ります。

このときデナーリスに仕えることを断ったサムのお父さんと弟はドラゴンに炎を吹きかけられて一瞬のうちに焼死。

それを見て恐れおののいた兵士たちが全員「デナーリスに仕える」ことを選び、次々とひざまずくのがちょっとおかしくて笑っちゃいました。

これでこの戦いはひとまず終了。

ドラゴンストーンに戻って来たデナーリスの乗るドラゴンに、ジョンがおそるおそる触れるシーンがあったのは何か意味があるのかな?もしかして、ドラゴンがジョンの体に流れるターガリエン家の血に気づいてなついたってことだったりして。

とにかくドラゴンがめっちゃリアル(なんか横顔がゴジラに、正面顔がエイリアンに見えてしまうのは私だけ?)ですけど、ぜんぶCGですよね…そりゃそうか。

また、3話で病気の治ったジョラーもデナーリスのもとに戻って来ましたが、この再会シーンのデナーリスの喜びようが…ジョラーのことを愛しているようにしか見えなくて(^^; あんなに喜んで抱きしめたりしたら、ジョラー期待しちゃうんではと勝手にハラハラしました。ホントに好きなら余計なお世話ですけどね(笑)。


ティリオン、キングスランディングへ


ブランはジョンにも手紙を出していて、それを見たジョンは「いよいよ北へ行かねばならない」と決心。

しかし、

1)死人軍団に対抗するにはデナーリスの助力が必要
2)それにはデナーリス軍の留守中にサーセイが攻め込んで来ないことが必須
3)そのためにはホワイトウォーカーをサーセイに見せて納得させるしかない

という話に。

「サーセイが耳を貸すのはジェイミーだけ。ジェイミーはわたしになら耳を貸すかもしれない」と、ティリオンがキングスランディングに行くことになります。

(どうやってこっそりキングスランディングに入るんだ、という話になって、みんなダヴォスのほうを見るのが不思議だったんですが…それについてはS2E4でスタニスとダヴォスの会話に出て来てたとおり、ダヴォスがスマグラー=密輸人だからなんですね)

そこで前述のとおり、ブロンの力を借りてジェイミーと話すのですが…

おもしろいなと思ったのは、キングスランディングにティリオンを連れて行くダヴォスとの会話。以前キングスランディングにティリオンがいたときは、ダヴォスはスタニスとともにキングスランディングを攻めた、つまりティリオンとは敵同士だったんですね。

今回、そのように「そういえば前は敵同士だった」人たちが今は手を組んでいるパターンが多くて興味深かったです。

S2E3-5を見直した記事にも書きましたが、ゲームオブスローンズの登場人物たちって、敵対関係がころころ変わってついていけない、というかいちいち覚えてられないので、いずれそのへんまとめておきたいです。


ジョン、ゲンドリーら一同、北へ。


ダヴォスがフリーボトムから連れ出したゲンドリー、「身元は隠しておけ」と言われたのに本名と出自をジョンにさっさと話してしまい、さわやかに自己紹介。

(シーズン2を2話だけ見直したとき「このあとゲンドリーどうなるのか覚えてない」と書いてましたが、ダヴォスに救われてたんですね。全く覚えてないので見直したい!)

ジョンとゲンドリーって、ふたりとも「バスタード」(婚外子)であり、しかもお互いの父親が仲良しで共に戦った、という背景があるんですねぇ。そのせいか、「きみは父親より細いな」「きみは背が低いな(←ひぃ!だけど笑える)」とか言い合ったりして、すぐに意気投合してた様子でした。

そのゲンドリー、剣は使えないけどハンマーが使える(←お父さんもハンマー使いだったらしい)ってことで、北への旅について行きたいと主張。

これまでずっと素性を隠して生きて来た反動か、エネルギーがあり余ってる感じで頼もしいです。ゴールド・クロークふたりをぶち殺すところはちょっとウォーキングデッド風味で too much だったけど(^^;

止めようとしたダヴォスが「まあ自分のやり遂げたことって言えば年を取ったってことだけだもんな」と、自嘲的なセリフをぼそりとつぶやくのが笑えます。

でもダヴォスは年を取っても妙なプライドもなく、自分の立場をちゃんとわきまえてるところが好きです。

イーストウォッチに到着したあと、「(この先)わたしは同行しない。邪魔になるだろうから」と、むりについて行こうとしないところも潔いし(そこでトームンドが「そうだ、邪魔になる」ときっぱり言い切るのも笑える…てか彼のセリフはいちいち笑える)。


さて、話が飛びましたけど、ジョン、ダヴォス、ゲンドリー、ジョラー(デナーリスと再会してすぐにまたお別れ。そのときもデナーリスが名残り惜しげな様子だったのが、またまた「この2人って、恋愛関係にあるの?」と思わせます(^^;)がイーストウォッチに出かけ、トームンドに計画を話します。

するとイーストウォッチの牢屋にハウンドらが閉じ込められてて、彼らも同じことを考えてたのがびっくり(てかいつの間に北上してたの、彼ら。全然覚えてない…1話を見直さないと(^▽^;)。

ゲンドリーは「こいつら信頼できない」と止めますが、ジョンは「みんな同じ側だ、息をしてるんだから(Σ(゚∇゚*)!!)」と、ハウンドたちを連れて行くことにします。

このジョンのセリフ、ホワイトウォーカーたちは死んでるから、息をしてる=生きてる人間はみんな仲間ってことか!と、妙に納得しました。

ジョンはゲンドリー、ジョラー、ハウンド、ソロス、ベリック、トームンドと、トームンド以外はよく知らない男たちとイーストウォッチの北へ向かう、というところで終わり。

このラストシーン、吹雪の中を7人の男が歩き出す絵がかっこよかったです。『荒野の七人』を意識してるのかしら。って見たことないけど、7人の男がずらりと並んでる姿を見てふと思いました。


シーズン7・第6話に続く。

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Posted on Tuesday, August 15, 2017

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