2017年8月7日月曜日

Game of Thrones シーズン7第4話 ネタバレ感想

シーズン7・第3話の続き。

Game of Thrones

S7E4 "The Spoils of War"
Air date: Sunday, August 6, 2017

(画像はFacebookより)


お話はどんどん進んだけどアクションはほとんどなかった前話とは対照的なエピソードでした。シーズン半ばでここまで派手な展開にする?!ってくらい。

我が夫は大満足だったもよう。
IMDbの評価を見ても、現在9.9点と、ほぼ満点です。
私は9点かな〜。



以下、ネタバレ全開の感想。
簡単なあらすじも含みますが、一度観ただけで書いてるので勘違いしてる部分もあるかも。




スタークきょうだいの再会


第2話でウィンターフェルに向かうことにしたアーヤ、とうとう到着。ところがとんまなガード2人に「アーヤは死んだ」とまじめにとってもらえず、あわや追い返されるところだったのがイライラするのと同時にガードたちのヌケ作ぶりにちょっと笑えました。

それはさておき、サンサとアーヤは地下のお墓みたいなところで再会。

離ればなれになる前のふたりは仲良しとは言えなかったけど、さすがに今の状況での再会は嬉しかったようで、しっかり抱き合っててこちらも感激しました(;_;)

そのあとブランとの再会も果たすシーンも「これで生き残っているスタークきょうだい3人がそろった」と思うと感慨深かったんだけど…

ブランが別人みたいなのがちょっと切ない。

Three eyed raven になったことで「自分は Lord Stark ではない。ある意味、ブランとも言えない。ブランだった時代を覚えてはいるけど、遠い過去のことみたいだ」と、感情を失ったような、能面のような表情で言ってたんですよね…。

かわいらしい少年だったころのブランとは外見も変わってしまっている(俳優さんが成長して)のは、「以前のブランとは違う」ことの象徴みたいでかえってよかったのかも。

前回「空気を読むことができないのかな」と書きましたが、もうきっと、空気を読める読めないの問題じゃないんでしょうね。Three eyed raven になったことで、人間の悲しみや感情を超越してしまったような気がします。

<追記>
リトルフィンガーとブランの会話で、ブランが "Chaos is a ladder(カオス=大混乱、混沌=はハシゴだ)."と言うとリトルフィンガーが顔をしかめる場面があるんですが、それはかつてリトルフィンガー自身が口にした言葉だったからなんだとどこかで読んだ夫に教えてもらいました。

興味深いのでその場面のYouTube動画を貼っておきます。

*2024年5月、動画が見られなくなっていたので削除しました*

会話の内容は(英語ですが)IMDbで読めます:ここをクリック

このシーン、シーズン3の第6話、つまり丸4年前の放映エピソードなんですよね。そんな昔のセリフをよく覚えてるなあと感心します(笑)。


感動の再会のあと、アーヤはブリエンがポドリックの剣の稽古をつけているのを見て「ハウンドを負かしたあなたに訓練してほしい」と申し出るんですが、なんとアーヤのほうが強かった!

アーヤはそれがわかってたのか、あるいは自分のほうが強いのを確認したかったのかわからないけど、満足げ。

「だれに訓練されたのか」と聞かれて "No one." と答えてましたが、確かに「No one(だれでもない男=顔のない男)」に鍛えてもらったんだもんね、うそではないですわ。

そうそう、スターク家の再会と言えば、ドラゴンストーンではヤーラを助けるためデナーリスの力を借りに来たシオンとジョンの再会シーンもありました。ジョンは「サンサのためにしてくれたことがなければ殺してる」とお怒りの様子でしたが。


デナーリス vs. ジェイミーの戦い


前回「サムのお父さんもハイガーデン攻めの軍にいたのかな」と書いてたけど、やっぱりサムのお父さんも弟も戦いに参加してました。
※弟は「ディコン」という名前で笑いを誘ってましたが、日本語ではどうやって訳してるんだろ?笑った理由は、Dickonの前半部分の意味(こちらをどうぞ)から。

ディコンにとってはこれが初めての参戦だったらしく、「(殺した相手の中に)知っている兵士もいた」とつらそうだったのが切ない。

でも、切ないなんて言ってる場合じゃなかった。

キングスランディングにまったり戻る途中のジェイミー軍にデナーリス軍が急襲をしかけ、デナーリスの操るドラゴンも登場して迫力満点のスペクタクルなバトルが繰り広げられたのです。

前回のハイガーデンの戦いを省いたのも納得、こんなすごい戦いが待ち受けてたんですから。

カスタリーロックから Unsullied の軍が戻るのを待たず、ドスラキ軍団とドラゴンで攻撃を仕掛けるわけですが…ドラゴンが炎をはきまくるので、もういいじゃんと言いたくなってしまった(苦笑)。

思いっきり威勢よく人間も戦利品も燃やしちゃってるけど、そこまでやらなくても〜。勝てそうだなと思った時点でやめとけばよかったのに。


ジェイミーとブロン


デナーリスとの戦いの直前、ジェイミーは奪った金の山からブロン(久々の活躍!)に「報酬だ」と一袋ぶんの金をやるんですが、ブロンはそれだけでは満足せず「城をくれるはずだった」と引き下がりません。

直後にドラゴンとドスラキ軍団を見て、ブロンは「あんたはただの歩兵じゃないんだから」とジェイミーに逃げるよう言いますが、ジェイミーは忠告を聞かずに残ります。

このとき自分だけ逃げることもできたのにいっしょに戦うブロン、なんとジェイミーの指示どおり、ドラゴン退治のために作られた武器を操作。Σ(゚∇゚*)!!

えーん、大好きなブロンがドラゴン退治するなんてイヤだーーー!

実際、ドラゴンに矢(?)は命中してしまうんですが、地面に落ちたドラゴンを助けようとするデナーリスをジェイミーが攻撃しようとすると…ドラゴンが振り向いてジェイミーに炎をはこうとします。

その瞬間、どこぞからすごいスピード&すごいタイミングでブロンが飛び出してきてジェイミーを突き飛ばし、間一髪、助かったっぽい。

正直、今のジェイミーは死んでもいいやって感じなんだけど(苦笑)、助けたブロンが傷ついたんじゃないかと心配です。

ブロンは報償金や城のために動いてるだけで、邪悪なところもウラオモテもなく、ブラックユーモアたっぷりで、わかりやすいキャラだから好きなんです。

ジェイミーでなくティリオンについて行ったらよかったのに、ブロン(泣)。

とにかく、4話の最後はブロンとともにジェイミーが湖?海?池?に沈んで行くところで終わり。

助かってるのはほぼ確実と思われるのですが、デナーリス側に捕まるのかそれとも逃げおおせるのか、どっちかな?


おまけ(アイアンバンクの男)


3話の感想に書くの忘れてましたが、"Sherlock"のマイクロフト(シャーロックの兄)が出てて笑っちゃいました。アイアンバンクの人(つまり金貸し?)の役なんで、笑うようなキャラじゃないし、ずっと以前にも出てたはずですが、忘れてました。

3話では「金返せ」とサーセイ相手にさりげなくすごんでましたが、4話では返してもらって(ジェイミーたちがハイガーデンから奪ったお金で)あるいは返してもらえるめどがついてニコニコでした。

ちなみにこのアイアンバンクはブラーヴォスにあるので、このマイクロフトも実は例の「顔のない男」=ジャケンだったりしてね。って、それはないか。


シーズン7・第5話に続く。

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Posted on Monday, August 7, 2017

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2 件のコメント:

  1. ちょーこーさん。UPお疲れ様です!

    今回も見応えありましたね^^

    やっぱりマイクロフト登場は笑っちゃいますよねwしかも満面の笑みでの登場ですからねw僕も声出して笑っちゃいました。

    サンサはアーヤの戦闘スキルを見た時なんて思ったんでしょうね。結構難しい顔してましたね。小指の曲者感たっぷりの会釈も憎いし。GOTの俳優さんたちは上手いですね~ほんと。

    だからこんなに引き込まれちゃうのかなw

    ってか、ブロン大活躍でしたね!男から見てもかっこよかった~

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    1. takさん、コメントありがとうございます!
      takさんもやっぱ笑っちゃいましたか(笑)。
      ですよね〜〜〜。

      サンサ、なんか気に入らないような悲しそうな?感じでしたよね。あまりの変わりように驚いたのかなあ。どうなんでしょね。

      ブロンこそ本当のヒーローばりの活躍でしたよね。ジェイミーなんかほっといて逃げてもいいのに。ファンの中には「最後にアイアンスローン(鉄の王座?)に座るのはブロンだ」という声もあるそうです(冗談だと思うけど)。

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