2020年2月9日日曜日

第77回ゴールデングローブ賞(TV)

今回は珍しく生で観ました!
(そしてすぐにブログも書いたのに、下書きのまま放置しておりました…)

4年ぶりのホスト、リッキー・ジャーベイスのトークが楽しみで(笑)。
そして期待どおりでした。



が、「受賞スピーチで政治の話をするな、現実社会をわかってないくせに」的な発言を額面どおり受け取って「リッキーが思い上がったセレブをこてんぱんにした、ありがとう!」みたいな書き方をしてるメディアやツイッターを目にして、そうじゃないでしょと思いました。

リッキー自身もツイートしてるし↓



そう取る人がいてもしょうがないとは思うけどね。

でも、これを機にセレブがリムジンを乗り付けたり豪華なドレスに身を包んで登場したりすることを非難するのは違うと思いました。他人のお金でぜいたくしてるわけでもないのに。

あと「ホアキン・フェニックスがセレブを叱りつけた」みたいな見出しの記事もあったけど、それも違うでしょう。そういうのを文字どおり鵜呑みにしないで、ちゃんと確認しないとね。

前置きが長くなりましたが、候補・受賞のリストを載せます。

※2019年に始まった番組についてはをつけました
※わかるものは邦題・カタカナ名をカッコ内に入れました
※賞を獲得したドラマ/俳優さんは太い青字



Golden Globe



Best TV series - Drama(作品賞ドラマ部門)


Big Little Lies(ビッグ・リトル・ライズ)- HBO
The Crown(ザ・クラウン) - Netflix
Killing Eve(キリング・イヴ)- BBC America
The Morning Show(ザ・モーニングショー) - Apple TV+
Succession(サクセッション)- HBO

『キリング・イヴ』以外は総入れ替え。私はビッグ・リトル・ライズとキリング・イヴしか観たことないのですが、両方とも第2シーズンは第1シーズンに比べるとおもしろみに欠けていたと感じるので、受賞をのがしたのは納得かも。


Best TV series - Musical or Comedy(作品賞ミュージカル・コメディ部門)


Barry(バリー)- HBO
Fleabag(フリーバッグ)- amazon
The Kominsky Method(コミンスキー・メソッド)- Netflix
The Marvelous Mrs. Maisel(マーベラス・ミセス・メイゼル)- amazon
The Politian(ザ・ポリティシャン) - Netflix

シーズン1を少ししか観てないけどめっちゃハマった『フリーバッグ』が受賞して嬉しい〜!


Best TV series - Limited Series or Motion Picture Made for TV(作品賞ミニシリーズ・TV映画部門)


Catch-22(キャッチ=22)- hulu
Chernobyl(チェルノブイリ) - HBO
Fosse/Verdon(フォッシー/ヴァードン) - FX
The Loudest Voice - Showtime
Unbelievable(アンビリーバブル たった1つの真実)- Netflix

チェルノブイリの受賞に大満足!『アンビリーバブル』もよかったけどね。


Best performance by an Actress in a Limited Series or a Motion Picture Made for TV(女優賞ミニシリーズ・テレビ映画部門)


Kaitlyn Dever, "Unbelievable"(ケイトリン・ディーヴァー)
Joey King, "The Act"(ジョーイ・キング)
Helen Mirren, "Catherine the Great"(ヘレン・ミレン)
Merritt Wever, "Unbelievable"(メリット・ウェヴァー)
Michelle Williams, "Fosse/Verdon"(ミシェル・ウィリアムズ)

アンビリーバブルと The Act しか観てないのでよくわからないのですが、ミシェル・ウィリアムズってノミネートされると受賞するイメージが…。


Best performance by an Actor in a Limited Series or a Motion Picture Made for TV(男優賞ミニシリーズ・テレビ映画部門)


Christopher Abbott "Catch-22"(クリストファー・アボット)
Sacha Baron Cohen, "The Spy"(サーシャ・バロン・コーエン)
Russell Crowe, "The Loudest Voice"(ラッセル・クロウ)
Jared Harris, "Chernobyl"(ジャレッド・ハリス)
Sam Rockwell, "Fosse/Verdon"(サム・ロックウェル)

ジャレッド・ハレスにとってほしかったけど、チェルノブイリしか観てないのでなんとも言えないですね。受賞したラッセル・クロウはオーストラリアの火災のため(?)欠席で、代わりにプレゼンターがメッセージを読みあげました。


Best performance by an Actress in a TV series - Drama(女優賞ドラマ部門)


Jennifer Aniston, "The Morning Show"(ジェニファー・アニストン)
Olivia Colman "The Crown"(オリビア・コールマン)
Jodie Comer, "Killing Eve"(ジョディ・コマー)
Nicole Kidman, "Big Little Lies"(ニコール・キッドマン)
Reese Witherspoon, "The Morning Show"(リース・ウィザースプーン)

このカテゴリーも、キリング・イブとビッグ・リトル・ライズしか観てない。ジョディ・コマーにあげたかった気もします。


Best performance by an Actor in a TV series - Drama(男優賞ドラマ部門)


Brian Cox, "Succession"(ブライアン・コックス)
Kit Harington, "Game of Thrones"(キット・ハリントン)
Rami Malek, "Mr. Robot"(ラミ・マレク)
Tobias Menzies, "The Crown"(トビアス・メンジーズ)
Billy Porter, "Pose"(ビリー・ポーター)

今回は新作の候補はいませんでしたね。ビリー・ポーターのみが前回に引き続いての連続ノミネート。私は『ゲーム・オブ・スローンズ』と『ミスター・ロボット』しか観てないけど、キットがノミネートされたのには「???」(´▽`;) 


Best performance by an Actress in a TV series - Comedy or Musical(女優賞コメディ/ミュージカル部門)


Christina Applegate, "Dead to Me"(クリスティナ・アップルゲイト)
Rachel Brosnahan, "The Marvelous Mrs. Maisel"(レイチェル・ブロズナハン)
Kirsten Dunst, "On Becoming a God in Central Florida"(カーステン・ダンスト)
Natasha Lyonne, "Russian Doll"(ナターシャ・リオン)
Phoebe Waller-Bridge, "Fleabag"(フィービー・ウォーラー・ブリッジ)

レイチェル・ブロズナハンは昨年に引き続き、三年連続ノミネートで、それ以外は総入れ替え。『ロシアン・ドール』観たのに「2019年に観たドラマ」にリストしそこねてたので、ほかに忘れてたドラマとともに追記しました。



Best Performance by an Actor a TV Series - Comedy or Musical(男優賞コメディ/ミュージカル部門)


Michael Douglas, "The Kominsky Method"(マイケル・ダグラス)
Bill Hader, "Barry"(ビル・ヘイダー)
Ben Platt, "The Politian"(ベン・プラット)
Paul Rudd, "Living With Yourself"(ポール・ラッド)
Ramy Youssef, "Ramy"(ラミ・ユセフ)

『僕と生きる人生(Living With Yourself)』も忘れてたので付け足したドラマ。おもしろくて一気見したのにね。この中では、それしか観てません。


Best Performance by an Actress in a Supporting Role in a Series, Limited Series or Motion Picture Made for TV(助演女優賞)


Patricia Arquette, "The Act"(パトリシア・アークエット)
Helena Bonham Carter, "The Crown"(ヘレナ・ボナム・カーター)
Toni Collette, "Unbelievable"(トニ・コレット)
Meryl Streep, "Big Little Lies"(メリル・ストリープ)
Emily Watson, "Chernobyl"(エミリー・ワトソン)

『ザ・クラウン』以外はすべて観ました。パトリシア・アークエットは賞レース常連すぎてちょっと嫌気がさしてきたけど、このドラマでの彼女は助演というよりW主演的な存在感だったし、すごくよかった。エミリー・ワトソンもメリル・ストリープもとってもよかったけど、少し小さめの役だったかな。


Best Performance by an Actor in a Supporting Role in a Series, Mini-Series or Motion Picture Made for Television(助演男優賞)


Alan Arkin, "The Kominsky Method"(アラン・アーキン)
Kieran Culkin, "Succession"(キーラン・カルキン)
Andrew Scott, "Fleabag"(アンドリュー・スコット)
Stellan Skarsgård, "Chernobyl"(ステラン・スカルスガルド)
Henry Winkler, "Barry"(ヘンリー・ウィンクラー)

『チェルノブイリ』が獲得したのはうれしいけど、ジャレッド・ハリスにも賞をあげてほしかったな…。



*特別賞*

いつもはスルーしてましたが、今回はとってもよかったので…。


Cecil B. deMille Award
トム・ハンクス

Carol Burnett Award
エレン・デジェネレス
(キャロル・バーネット自身が受賞してから二人目の受賞)


まだ髪も黒く体も顔も今よりうんと細かった時代から好きだったトム・ハンクスももう63歳。6歳しか変わらないはずのトム・クルーズとは違い、もうすっかりおじいちゃんの風格になりましたね〜。

彼の出演した数多くの映画のモンタージュが映し出されると、いろいろ見直したくなりました(笑)。『マネー・ピット』とか『ターミナル』とか。

エレン・デジェネレスは私がカナダに移住してから初めて知ったコメディアンだけど、ただのコメディアンじゃなくて、彼女がトークショーの終わりにいつも言う「Be kind to one another」を地で行く番組が大好き。(ただ親切っていうんじゃなくて、悪ふざけやプランクもよくあるけどね)

私はゲイではないけど、今回プレゼンターとして登場したケイト・マッキノンのスピーチにも感激しました。お茶の間の人気者のエレンが勇気を出してカミングアウトしてくれていなかったら、今の自分はなかったかもしれない、って。

後日、エレンのトークショー観ててわかったけど、エレン自身が「ケイトにプレゼンターをやってほしい」と希望したんだそう。

ちなみにトム・ハンクスのプレゼンターはシャーリーズ・セロンでした。『すべてをあなたに』に抜擢してくれたトムに感謝の言葉を述べていました。『すべてを〜』は未見だけど、シャーリーズ・セロンが出てるなら観てみたい。シャーリーズと言えば『サイダー・ハウス・ルール』ももう一度観たい(今ググってみたら、なんとポール・ラッドとか出てるのね!)。



***

映画についても別途、書きます。


●関連記事●
※映画関係については映画ブログにリンクしているものもあります

第76回ゴールデングローブ賞(TV)
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(2015年)
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以上、ほぼ全文下書きのまま、1ヶ月近く放置(→o←)していました〜。
アカデミー賞授賞式を観た2月9日(日)にアップ!

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