2018年6月8日金曜日

Supergirl シーズン3 第21話 あらすじと感想

Supergirl シーズン3 第20話の続き

画像はすべてFacebookより

わりと政治色が強いというか、世の中の動きを反映させるネタを盛り込むことの多いスーパーガールですが、今回はそのせいか IMDb の評価がめちゃ低いです。

私はふつうに楽しめたけど、やっぱアメリカ人にとって銃規制の問題は触れられたくない話題なんでしょうか。それは関係なく、ただ単に「つまらない」と思われた可能性もあるけど。



ちなみに 6/8現在のシーズン3の1〜20話の評価平均は8.1点ですが、21話は極端に低い6.9点。次に低いのは19話の7.5点ですから、21話だけが飛び抜けて低いのがわかります。ちなみに19話も人種差別問題(黒人だというだけで警官に疑われる)がからむお話でした。

もしそういったことが原因で低い評価をつけている人がいたら、おそらく「テレビくらいは現実を離れて単純に楽しみたい」という意見なんでしょうね。

…ふと IMDbに載ってるレビューを見てみたら、まさにそのとおりでした!レビュー書いてるユーザーは1点つけてる人が多く、みんな「これはスーパーヒーロー物なんだから、社会問題じゃなくてスーパーヒーローに焦点を当ててほしい」と言ってました。

その気持ちはよーくわかるけど、つまらないわけじゃないし、と、気の毒になって10点つけておきました(笑)。好きな女優さんが出てきたし。

前置きが長くなりました。


以下、ネタバレありの感想と簡単なあらすじ↓




Season 3 Ep. 21 "Not Kansas" aired on June 4, 2018


20話の最後で、レインは閉じ込められていたガラス?をやぶって出てきてしまい、どうなるんだ一体と思ったら、21話開始後すぐ、あっというまに解決しちゃいました。

スーパーガールとモンエルがレインと戦うそばで、リーナは驚異のスピードで岩から抽出液を作ることに成功。



レインに注射すると、「レイン」というカラから、すっぱだかのサムが現れます(ヘビやセミの脱皮みたい)。

みごと、ワールドキラーが退治できた(?)カーラは、母親のいる地へ行きたいと言い出し、アレックスたちとお別れをして、モンエルとともにいざ、アルゴへ。

アルゴには、新しいキャラ、警官のThara がいるのですが…じつはカーラのクラスメート?だったらしい。同じくらいの年齢のはずなのに、ずいぶん年が離れて見えるのは、カーラのほうがポッドの中でしばらく成長が止まってたからですね。

ちなみにこのTharaを演じるエスメ・ビアンコというイギリス人女優さん、『ゲーム・オブ・スローンズ』のロズ、『マジシャンズ』のイライザ役でおなじみのはずなのに、最初「見たことある顔だけど、だれだっけ」と全然わからなかった!『マジシャンズ』もバンクーバー撮影の作品なので、もうバンクーバーに住んでたりしてね(笑)。


ジョンの父親と「The Reach」


ジョンの父親は自分の死期が近いのを感じ、「The Reach」(自分の持つ知識を引き継ぐ儀式)を始めようと提案しますが、ジョンは拒否。具合がよくなってきたのに、なぜそんなことを…と、認めたくない気持ちなんでしょう。


銃規制問題


銀行強盗が DEOの使っている強力な銃で撃って来たことを知るジョンたちと銃のメーカーの間での会話やジェイムズとリーナの会話が、まさにアメリカの大きな問題、「銃規制」に関する内容でした。

しかも、ジョンは最終的に、DEOでは致命的な武器の使用を段階的に廃止することを決意します。

いや〜、警察みたいな機関でそれを完全にやめてしまうのは果たして賢いのだろうかとは思いますが、日本みたいに警官でさえほとんど発砲しない国もあるから、やろうと思えばできないこともない?うーん、どうなんでしょうね。

DEOは危険なエイリアンを相手にすることもあるので、致命的ではないにせよ、そうとう強い武器は必要になるでしょうね。ウィンがまた何かすごいものを5分で開発するのかも。


ハルン・エルの合成


スーパーガールに「アルゴの貴重な資源なので、同じものを作れないか」と頼まれたリーナ、キャットコのアシスタント、イーヴ(エール大卒の才女だった)といっしょに研究。

てか、せっかく合成に成功したとしても、どうやってアルゴに運ぶのだろう?てっきり完成を待ってから行くんだと思ったら、さっさと行っちゃったもんねスーパーガール…。またすぐ戻って来るつもりだったのかな?


セリーナのたくらみ


さて、その後、カーラとモンエルがクイーン・エリザベス・パークもとい、アルゴの植物園でまったり、いい雰囲気になったところに何者かに攻撃されます。つかまった犯人はセリーナの悪者バージョンのときと同じ服装をしていて、しかもあっさりと「セリーナがリーダー」であることを認めるのです。

これにはカーラ、びっくり。セリーナはハルン・エルを分けてもらうことになった決め手の票を投じてくれた恩人ですから。

しかし、カーラたちの乗って来た宇宙船をセリーナたちが奪い、地球へ発ってしまいます。地球に着いたセリーナたちを待っていたコーヴィルが石(?)を渡し、それをセリーナが地面に打ちつけると、そこにフォートレスが…!という恐ろしい場面で21話は終わりです。

ハルン・エルを渡したのは、カーラがまたアルゴに戻って来ると見越しての行動だったんでしょうか。


なお、すっかり元に戻ったサムはルビーといっしょにテレビを観てくつろいでいたのですが、急に様子がおかしくなります。テレビの画面に『雨に唄えば』で3人並んでる姿が映ってたのと何か関係ある???

せっかく「レイン」は退治したと思ったのに、セリーナの実体が地球に来てしまった今、またサムがサムでなくなってしまうのではと思うと切ない(;_;)

あと、アレックスが養子あっせんのサイトを見てたのもちょっと気になります。


Posted on Fri. June 8, 2018

シーズン3・第22話に続く。

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5 件のコメント:

  1. 相変わらずストーリー展開が早いので、しっかり観てないと付いていけません(笑)

    今回の話は、アルゴでもナショナルシティでも「平和」がキーワードだと強く感じて観てました。

    カーラの旧友のサーラは「チーフ ピース オフィサー」だし。(そんな役職が国にあるのはステキ!)でも、やはり英国の方だったのですね。興奮して早口になると、クイーンズイングリッシュになっていたので、たぶんそうだろうなぁと。

    また、銀行強盗アーサーを説得するジョンも「ピース」を使ってたし。俳優さんは興奮すると中西部訛りかな?(だからタイトルがNot Kansas なのか??(笑))

    しかし、ジェイムズも「ミス テッシュマッカー!」と秘書を大声で呼ぶのは、キャット・グランドと同じで笑えましたww

    シーズン2の第1話で「イエール卒だけど、ジョージ・ブッシュと同じ」と揶揄していた、キャットが懐かしいです。主席報道官として、また出てきて欲しいな(笑)

    インターネット・ムービー・データベースの情報もありがとうございます。初めて知りました。コメントも拝読しました。流石にディベートの国ですね。でも、私も「社会的正義の問題に取組むこそ、スーパーヒーローは「英雄」なんだ」と、ストロングリー・アグリーです。

    【どうでもいい余談】
    日本では全く放送されませんが、JFK暗殺後の5年後に暗殺された、元司法長官のロバート・ケネディ上院議員の暗殺から、先週でちょうど50年なんですね。

    未亡人へのインタビューもニュースで観ました。当時、お嬢さんは2才。42歳で暗殺されたんだと知りましました。

    The Funeral train の写真は見たことあったけど、動画は初めて観ました。21両編成の長さでニューヨークからDCに向かう途中のボルティモア近郊で、奥さんとお嬢さんが、列車を見送ったのを初めて知ったのです。自然発生的に2百万人も見送ったのですね!

    沿線で多くの人が見送っている動画を初めて見て、涙出てきて、物凄く感動しっちゃいました。

    ケネディ兄弟は、やはり当時の「社会正義の問題」に正面から取組んだからこそ、暗殺されたんだと、あらためて知らされました。

    先日のCBSのイブニングニュースと先週のサンデーモーニングで特番組んでました。

    学生時代にDCに行った時、アーリントン墓地で兄弟並んで墓石が並び、エターナル・フレームの炎で弔われたのも、フラッシュ・バックして何か突然、思い出しました。

    さらにどうでもいい話ですが・・・

    東日本大震災の時は、アメリカ人の親友から、両親の家が空いてるから、家族で避難してこい!!と強く勧められました。日本のメディアは東京や日本から大勢逃げ出しているのを取材しながらも、一切報道されませんでした。それから怖くなって、ニュースは外電を中心に見るようになったのです。ホントCBS ALL ACSESS契約して良かったです。今はコマーシャル・フリーに切り替えましたww

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    1. シーズン2の1話なんて、もうぜんっぜん覚えてないのですが(笑)キャットは大好きなキャラなので、ホント戻って来てほしいです!

      ロバート・ケネディの話は私も全然知りませんでした。
      カナダでは特に話題になってなかったのか、それともなってたけど私が知らないだけなのかわかりませんが…。

      SUJINANIKUさんはDCに行かれたことがあるんですね!
      私はDCの大学に憧れていたくせに、一度も行ったことないのです。

      アメリカ人のお友だちも、ある意味かたよったニュースをご覧になっていたのでは…?と思ってしまいますが…どうなんだろう。私は当時カナダにいたのでどうこう言える立場にないのですが。

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    2. 追伸です。
      お友だちのことを疑っているような書き方になってしまったかも。すみません。そういう意味ではなかったです。家族で避難してきなさいなんて、とってもいいお友だちですね!

      アメリカは自国の国民に「すぐ退去しなさい」と勧告したみたいですね。実際、仲のよかった友人がすぐに帰ってしまいました。日本に長く住んでいても日本語がぜんぜんわからない人だったので、それが正解だったと思います。

      いずれにせよ、ニュースってなんでも鵜呑みにしてはいけないものだなあと、今の米大統領になってからつくづく思わされています(^^; それについて語り出すと長くなるので省略。(←じつはこれを長々書いていて、長いなとサクッと削除してしまった結果、SUJINANIKUさんのお友だちを疑うような?コメントになってしまいました)

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  2. いえいえー。大丈夫ですよ。でも、当時、海外に友人がいる人たちは「日本では正確な報道していない」とみんな怒ってました。日本人は従順でNHKに洗脳されているのだと、疑うくらいでした。

    アメリカのニュースと違って、死体や生々しく毒ガスで苦しむ姿とかは絶対に放映されないので、仕方ないですが。CNNのアンダーソン・クーパーが日本に来て、中継してましたが、内容全然違うので唖然としたのを思い出しました。

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    1. 日本でも海外でも、ニュースメディアは都合のいいことしか報道しないものだと思ってます。かつて、とある芸能人が交通事故を起こしたのですが、事務所の力なのかなんなのか知らないけど、事実がきっちり報道されず、被害者側の家族(友人)が憤怒してたんです。

      アメリカのニュースも吟味する必要はあります(くどいようだけど例の大統領の件でつくづく思います)。

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