2018年6月15日金曜日

72nd Tony Awards

サラ・バレリスとジョシュ・グローバンがホストだというので楽しみにしていたトニー賞授賞式。

*2024年5月、動画が見られなくなっていたので削除しました*

舞台は知らないものがほとんどですが、ノミネートされている人やプレゼンテーターにはドラマや映画で知っている役者さんも多く、楽しかったです。

ちょっと時間が経ってしまったけど、簡単に感想を書いておきます。

以下、ホスト以外で顔が見られてうれしかった方々:

  • ビリー・ジョエル(プレゼンター)
  • ブルース・スプリングスティーン(パフォーマンス)
  • ミン・ナ・ウェン(『エージェント・オブ・シールド』のメイ)
  • マシュー・モリソン(『glee』のシュー先生)
  • レイチェル・ブルーム(『アナと雪の女王』キャストにインタビュー)
  • アンドリュー・ロイド・ウェバー(受賞/プレゼンター)
  • ロバート・デニーロ(プレゼンター)
  • トニー・シャルーブ("BrainDead"『マーベラス・ミセス・メイゼル』)

ロバート・デニーロが登場したとき、いきなり「(ブリープ)トランプ!」と口にしたのですが(もちろんブリープ部分は "F●●●" と言ってる)生で見てたわけじゃない私、そこの部分だけがすでにネット上で広まっていたので驚きはしませんでした。

そのあと "It's no longer "Down with Trump," it's 'f●●● Trump!'" と続き、観客の多くが次々と立ち上がりながら拍手。そのまま演説するのかと思ったらトランプバッシングはそこまでで、あっさりブルース・スプリングスティーンの紹介に移ったのでちょっぴり肩すかし。

まあ、受賞スピーチってわけではないのでそんなもんですかね。

授賞式の翌日カナダ・トロントに来たデニーロさん、最近カナダの首相について悪く言っていたトランプの言動を「私の大統領がバカなことを言ってすみません」と謝罪。

(トランプ擁護派の)アメリカ人からは「カナダ人の中で急にデニーロの人気が出てるみたいだね、あげるよ」、一部のカナダ人からは「喜んで引き受ける!」と笑えるやり取りが…。

話がそれまくりました。


デニーロさんの爆弾発言もまあ衝撃っちゃ衝撃ですけど、それよりも私はアリエル・スタッチェルやトニー・シャルーブの受賞スピーチのほうが確実に心に残りました。

Embed from Getty Images

BrainDeadで見たときは完全に白人かユダヤ人だろうと思い込んでいたトニー・シャルーブさん(『マーベラス〜』でもユダヤ人の役)今回初めて、レバノン系だと知りました。

感きわまったトニーさんが「1920年、父は8歳のときに船に乗ってアメリカにやって来た」という話を聞いて、なんだかこちらまで涙が出てしまいました。


(画像はFacebookより拝借)

アリエル・スタッチェルさんも受賞スピーチで言ってましたが、アメリカで中東系として育つって、なかなか大変じゃないんじゃないかと想像できるのです。ましてや、中東系の役柄で主役級って、ほんとに滅多にない機会なのではと思います。

それが当たってこうして賞をもらうほど認められたなんて、よかったねーーーと心から思いました。

(アリエルさんのインタビュー↓。ただし最初の30秒近くは無音^^;)


イスラエルからの移民である父親を持つアリエルさん、ウィキによれば苗字の「スタッチェル」というのも両親の離婚後、父の中東系の名前ではなく母親の姓を名乗るようになったのだそう。彼のスピーチすごくよかったのでYouTubeにでも動画を見つけたら載せたいです。

作品賞も受賞した出演作の The Band's Visit にも興味がわいてちょっと調べてみたら、2007年の同名映画を舞台化したものだったんですね。

The Band's Visit(英語ウィキ)
迷子の警察音楽隊(日本語ウィキもあった!そう、日本でもちゃんと公開されてました!)

舞台を観るのはなかなか厳しいけど、映画の方はぜひいつか観てみたいです!


そうそう、トニー賞の詳細については(英語だけど)ウィキページへのリンクを貼っておきます:

72nd Tony Awards


Posted on Friday, June 15, 2018

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