2020年1月30日木曜日

コロナウイルス、カナダにも

先日、東部の都市トロントでカナダ初のコロナウイルス感染者が出たと話題になりましたが、今度は私の住む西海岸・バンクーバー近郊でも見つかったそうです。

まあ街ごと中華街と呼べそうなほど中国人、中国系の多い地域なので、正直「けっこう時間かかったね、もっと前からいたんじゃない?」なんて感想だったりするのですが…

(正式な発表がないだけで潜在的な感染者・保菌者はごまんといるだろうと思ってます)

日本の感染者に関する情報の扱い方にもかなり疑問がありますが、いつもはインフルエンザ感染者情報がわりと素早くニュースになるこちらでさえ、今回の件は対応が遅かったように感じます。

ここはテレビブログなのでこういった時事ニュースはふだんほとんど扱いません。が、コロナウイルスの情報をツイッターで探していて遭遇した一連のツイートが(病気そのものとは別の意味で)たいへん興味深かったので取り上げることにしました。

以下、英語の元ツイートを翻訳してみます。



※長いですが、読み始めたらぜひ最後まで見てみてください。

※翻訳文中に貼ってあるリンクのほとんどは原文に貼ってあるリンクで英文のものが多いですが、ウィキペディアの場合、日本語があればそちらを貼っています。(原文にはあるけどここには貼ってないものもあります)


●オリジナル:


●ざっくり訳(逐語訳ではないです):

これを読んだら驚くだろうけど、どうか最後まで読んでほしい。事実を確認できるようにリンクもつけている。事実の拡散のため、シェアしてほしい。コロナウイルスについてです。

ぼくは中国にしょっちゅう行く。
ここに私の写真を貼っておくので、ほんとうだとわかるだろう。

中国のことはよく知っているし、武漢にも何回も行ったことがある。
上海から電車で4時間、武漢華南海鮮卸売市場(ウィキペディア)のすぐそばだ。

このあたりではきつねや蛇、ビーバーまで食べられる。
どうやらここのスタンドで蛇スープ(写真参照)も売っているスタンドからすべて始まったらしい。

話は変わって、昨年、中国は半世紀にわたる「一人っ子政策」を廃止した。
ご存知のとおり、中国は人口過密問題をかかえている。
グラフを見ればわかるとおり、「一人っ子政策」では人口を減らせなかったので、中国政府はどんな手段を講じてでも人口削減をする必要があるのだ。

話を武漢に戻すと、武漢は三大ボイラー(ウィキ)と呼ばれる、中国でもっとも暑い都市のひとつだ。ここはウイルス発生に最適な環境だと言える。中国の主要都市に電車で4時間以内で行けるんだし。

ウイルスが武漢で発生したら、山火事のようにあっというまに広がるだろう。暖かいし、電車で全土につながっているんだから。ちょっとした火花さえあればいい。

武漢には中国最大の細菌テロの研究所があるんだから、ウイルスの拡散には最適な場所だろう。

頭がおかしくなったと思うだろうね。
でも、もう少し読み進めてほしい。

また、この記事も見てみてほしい:
Inside the Chinese lab poised to study world's most dangerous pathogens (Nature)

(研究所の)英語のサイトもある:
http://english.whiov.cas.cn/

この研究チームの責任者はチェンリー・シー。
ピンと来ないかもしれないが、2003年のSARSウイルスを確定した人物だ。

SARSは致死率が「たったの」10%だったことを覚えているだろうか。4−6日という短い潜伏期間が感染を止めるかぎとなっていた。

これはR0という、感染者が何人に感染させるかあらわす数字(基本再生算数)で説明される。

SARSのR0は「3」だったが、コロナウイルスはもっと進歩している。
14日間という静かな潜伏期間があるので、もっと高くなるだろう。

WHOは現在、その数字を割り出そうとしている:
China coronavirus 'spreads before symptoms show' (BBC)

2003年のSARSは武漢から電車で南へ4時間の広東省で発生した。
ここも暑くて人口が密集しているので、人口を減らすためウイルスを放つのに理想的な場所だ。

ここで「それが本当なら、世界が黙っちゃいなかったろう」と思うだろう。

そう、黙ってはいなかったんだ。

世界中のウイルス学者がSARSを食い止めようと必死にがんばった。だからSARS感染を止めることに成功したんだ。

なかでもイタリア人のカルロ・ウルバニ医師が特筆に値する。WHOに警告し、SARSを止めることに貢献した人なのだ。そんな彼、どうなったと思う?

SARSに感染し、バンコクで亡くなったのだ。彼はこの病気のことを熟知していたし、致死率がたったの10%なのに?おかしな話じゃないか?

まるでだれかがこのウイルスを止めることができる唯一の人間を排除したかったかのようだ。
カルロ・ウルバニ(ウィキペディア)


ぼくを信じない?わかった、じゃあ、コロナウイルスにはワクチンがあると言ったらどうだい?SARSが中国を出たらそれ以上広がらないように開発されたワクチンがあったんだ。

これは牛疫を根絶したイギリスの Pirbright Institute が開発したんだけど、彼らは中国にこのワクチンを渡すだろうか?どうかな。

中国が人口を減らそうとしてるんだと言いたいのかって?そのとおり。
そう言ってるのはぼくだけじゃない。ワシントンタイムズ紙の記事を見てほしい。
Virus-hit Wuhan has two laboratories linked to Chinese bio-warfare program (The Washington Times)

30万人の被害者を出した2008年の毒入りミルク事件を覚えているだろうか。
メラミン入り粉ミルク・乳製品 (2008)(ウィキペディア)

こんなこと、驚くようなことではない。

でも、ここからがいちばん怖い話になる。






これ全部、ぼくの作り話なんだよね。

ぜ ん ぶ。

90分くらいかけて、ネット上のニュースを切り貼りしたんだ。

武漢には一度も行ったことない。

当然ながら、中国で起きていることは非常に気の毒に思っている。大好きな国だし、これは本当の話だけど、だいじな友だちもたくさん住んでいる。

情報があふれ返ってる現代、フェイクニュースを作り出すことがどれだけ簡単か、証明してみせたかったんだ。

事実を注意深く選んで、カギとなる情報を省き、信頼できそうな見た目をととのえればいい。

つまり、目に触れるものの多くはニセの情報だってことが言いたいんだ。

フェイクニュースっていうのは誠実な人が生み出してるか、悪意に満ちた人が他人を操ろうとしてでっちあげてるか、どちらかだ。昔でいうウワサ話とかゴシップみたいなものだけど、もっとタチが悪い。

いま、フェイクニュースは世論を揺りうごかすために使われている。移民は犯罪者だとか、同性愛者は病気だとか、ぼくらに信じさせようとしている。

ひとつの国全体が、自分たちの問題の原因はすべてユダヤ人にあると信じ込まされていた時代を思い出す。そんな時代が終わったのはご存知のとおり。

教訓: 情報のソースを確認すること。

バートランド・ラッセルは言った、「証明された事実のみにもとづいて意見を決めなさい」。

うそついてごめんなさい。もうしません。あ、もうやっちゃったかも…。


(翻訳終わり)


もう深夜なので、私の意見を書く気力がありません。
とりあえずこれだけでアップ〜…。

2020年1月30日の深夜(感覚的には29日の夜)

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