2020年1月14日火曜日

『メシア』シーズン1・全10話を観て

2020年1月1日、全10話のストリーミングが始まったネットフリックスオリジナルドラマ『メシア』、正味3日ほどで一気に観てしまいました。

(どうでもいい余談。英語の原題 “Messiah” は「メサイア」に近い発音なので、邦題をググってちょっとひいてしまいました)



ネットフリックスのサイトの説明(日本語)↓
https://media.netflix.com/ja/only-on-netflix/80117557

以下、ネタバレ含みます。
(詳しいあらすじはありません)



途中、ちょっとダレる部分もなきにしもあらずだけど、全体的に大変おもしろかった!たぶん、キリスト教のみならず、宗教全般に興味ない人でもいけるんじゃないかなあ。

ある意味、めっちゃタイムリーなドラマだと思いました。

とくに新年が明けて早々、アメリカと中東のあいだであわや戦争、という事態になっていたので、アル・マシ(アラビア語で「メシア」の意)と呼ばれる謎の男がアメリカ大統領に「海外にいるすべてのアメリカ軍を引き上げなさい」と言ったのがツボでした。

その言葉を聞いたとたん、「このドラマの言いたいことはこれじゃない?!」と思ってしまったほど。

そもそもなんでアメリカ軍ってあちこちの国にいるの???

って、そこから考えてしまいましたから。

軍と関係のない、一般アメリカ人って、そのへんの事情を知ってるんだろうか。学校で習うのだろうか。私は「アメリカ軍が日本にいる理由」を学校で教わった覚えがないのだけど(聞いてなかっただけという可能性もある)。

ようするに、戦争や軍備がお金になるからやめられないんじゃない?

(ここでどんどん考えがドラマからそれていったので話を戻します)


さて、すこーし、The Leftovers(LEFTOVERS/残された世界)を思い出す雰囲気もあり、先がめちゃくちゃ気になって(=アル・マシの正体が気になって)一気見してしまったわけですが…

何よりも、このドラマを成功させたのは、メディ・デビという、ほぼ無名の俳優さんを見つけてきて起用したキャスティングにあると思う。

この人もしかして本当に…イエス・キリストの再臨?!?!?!

と思わせてしまう存在感がすごいです。



ときには「今、ニヤッとした?」みたいな、ちょっとワルっぽい?謎の笑みも浮かべてみせるし、神にしかできなさそうな奇跡を起こしつつ、そうでもないこともあったりするので…(犬を撃ったり、子どもが助からなかったり)


でもね、


10話ぜんぶ見ても、



正直彼の正体は、





わかりません。
(>┼○ バタッ)


ラスト、「この人は偽物だった」というオチ?に向かいつつ、最後の最後で、ふつうに見たら「まさにこの人メシアだよね」と思わせる形で終わるのですが、、、

どうなんだろう。

私はラストで「やっぱメシアだよねー?!」と思ったんですが、そのあとツイッター見てたらぽろっと誰かが「最初からコイツがアンチキリストだってことは明らかだった」とか書いててビックリ。

夫もそういう内容をなんかのレビューで見たと言っていたので、わからなくなってきました…。

確かに聖書には、世の終わりに自分をキリストだと名乗る偽キリストが出現し、しるしを行って人を惑わす、などと書かれていますが、そんな人には見えないんだよねえ。

あきらかにニセモノらしかったら誰も惑わされないだろうけどね。(と言っても明らかに大統領らしくない人をサポートするアメリカ人だってたくさんいるんだからわからないけど)

そんなわけで、あるならシーズン2が待たれます!!!

2020年1月14日(火)の真夜中1時半。
(自分的には13日の夜)

(追記:「アル・マシ」と書いてたけど、日本のネットフリックスのサイトには「アル・マスィーフ」と表記されてました!)

追記:キャストについてもう少し書きました↓
『メシア』キャストについて

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