Gareth's Stapler | The Office | BBC
主人公デイビッド・ブレントのその後を描いた(?)スピンオフの映画の存在をツイッターで知り、観よう!と夫を誘ったら、「TVシリーズの方をまず観たら」とすすめられまして…
じゃあ2、3話だけ、といっしょに見はじめたら、1話30分以内と短いので全部一気に見てしまったというわけです。
#MondayMotivation Try and laugh several times a day #DavidBrent pic.twitter.com/Up3Nhiz324
— David Brent Music (@DavidBrentMovie) August 24, 2020
夫はクリスマスバージョン以外は観たことあったそうですが、昔のことなので、今見なおすと見解も変わったらしい。「ティムってこんな意地悪だったんだ」とか。
<おもな登場人物>
・デイビッド・ブレント…マネージャー
・ティム…一社員
・ギャレス…ティムにいじめられる社員
・ドーン…受付
「オフィス」というタイトルどおり、ほとんどのシーンがオフィス内で、「モキュメンタリー」形式で進みます。「BBCが撮影するドキュメンタリー」という設定で、登場人物がときどきカメラ目線だったり、ところどころ、インタビューを受けて語るシーンもあったり。
ていうかBBCって公共の放送局のはずなんだけど、下ネタ、すんごい人種差別的なジョーク、女性蔑視発言、どう考えてもセクハラでしょ、なシーンなど、今のアメリカではタブーではないかと思われる場面のオンパレード。
イギリスの基準はアメリカとは違うんだろうけど、今この時期に見るとちょっとドキドキしてしまう場面がもりだくさんです。
もちろん、そういうのを製作者側が肯定してるわけではなく、「こういう上司、いるよね」と、オフィスで働く人の実態を笑いものにしてるんでしょうね。
(いやでもさすがにここまでひどいマネージャーはいないと思いたい。マネージャーだけでなく同僚をいじめて遊んでるだけのティムなど、働かない社員も多いし)
<配役>
(いやでもさすがにここまでひどいマネージャーはいないと思いたい。マネージャーだけでなく同僚をいじめて遊んでるだけのティムなど、働かない社員も多いし)
<配役>
●デイビッド…リッキー・ジャーベイス
→スティーブ・マーチャントと共同で製作・脚本も兼任。
●ティム…マーティン・フリーマン
→『シャーロック』のワトソンや『ホビット』シリーズのイメージが強いので、ギャレスをいじって喜ぶ意地悪なキャラに最初びっくりしました😅
●ギャレス…マッケンジー・クルック
→オフィスでの彼を先に知っていたら、『ゲーム・オブ・スローンズ』でウォーグのオレルとして登場したときはまじめにとれなかったかも(笑)。
●クリス・フィンチ…ラルフ・アイネソン
→見覚えのある顔だなあと調べたら、『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン2に出てたんですね(10話でシオンを殴った男)。『オフィス』での役もむちゃくちゃハラ立つ、いやな男です(´▽`;)
ほかに、駆け出し時代のオリビア・コールマン、共同製作者のスティーブン・マーチャントもちらっと顔を出しています。私はこのスティーブン・マーチャント、リッキー・ジャーベイス以上に好きかも。出てくるだけで笑える。
ここから先、ネタバレあります!
ほかに、駆け出し時代のオリビア・コールマン、共同製作者のスティーブン・マーチャントもちらっと顔を出しています。私はこのスティーブン・マーチャント、リッキー・ジャーベイス以上に好きかも。出てくるだけで笑える。
ここから先、ネタバレあります!
で、このデイビッド・ブレントっていうのが、ほんといけ好かない上司で、失言の嵐だわ、いつ仕事してるんだかわからない怠け者だわ、いったい何をどうしてマネージャーになれたんですかと言いたいキャラ。
見てるのがつらくなるような人なんですけど、最後の最後に、「あれ?」と彼への見方が変わりました。
それまでずっと、救いようのない傲慢キャラだと思ってたんですが、かつての上司に対抗心を燃やし、オフィスのクリスマスパーティに「彼女を連れてくる」と見栄をはっていたデイビッドが、お見合い紹介所?みたいな会社に紹介された女性と出会ったことでガラリと変わるんですね。
「自分を肯定し認めてくれる存在」がいることで人間は変われるものなのかも。
学生時代の友人に、恋人(のちの奥さん)との出会いで人が変わったように明るくなり、いい意味での自信がついて社会的にも成功した人がいますし。
デイビッドの場合、本質的には変わっていない可能性もありますけどね。その後がわからないのでなんとも言えない。(映画を見たらわかるかも)
しかし最終話、なんと言ってもよかったのはティムとドーン。
***ネタバレ注意***
ずーーっと「ドーンはなんで自分をそまつに扱う人(リー)と付き合ってるの?」と謎だったんです。アメリカに行っても結婚もせず、何年も「婚約者」のままで、ドーンを幸せにしようなんて考え、リーには全然ないんじゃないの?とイライラしてたんです。
イラストレーターになりたいという夢も、アメリカで日々の生活に追われているあいだに忘れてしまったかのようなドーン。(アメリカにいる意味ある?)
その夢を忘れてはいけない、きみには可能性がある、と信じてくれたティムの「シークレットサンタ」としての贈り物を、クリスマスパーティからの帰り道にあけた瞬間、私もうるっときたけど、ドーンの目からは大粒の涙がこぼれてて、それ見てまたうるうる…。
ああよかった!
この二人がハッピーエンドで満足の最終回でした。
ティムって意地悪な面もあるけど(ギャレスに対して)、やっぱ根っこはお人好しなんでしょうね。だれも相手にしてくれないデイビッドをあわれに思って飲みの誘いに応じてたり。リーよりドーンを幸せにしてくれるのはまちがいないでしょう。
というわけで、最終話の爽快さ(?)を味わえたんだから、そこにたどり着くまでの決まり悪い、居心地の悪いエピソードも見た甲斐がありました(笑)。
日本で見る方法があるのかわからないけど、もしあったら、あっというまに見終わるのでぜひどうぞ。
Wikipediaへのリンク:
うぉぉぉ、8月があと1日で終わってしまいます!!!
0 件のコメント:
コメントを投稿
匿名希望の方でも、「コメントの投稿者として表示する ID」の横のドロップダウンリストから「名前/URL」を選び、名前(仮名でOK)を書いていただけると返信しやすいです。URLは空白でも投稿できます。