2018年1月19日金曜日

グレイズ・アナトミー シーズン14第9話〜あなたが虐待の被害者なら

シーズン14第8話の続き。

Grey's Anatomy

S14E9 "1-800-799-7233"

Air date: January 18, 2018

画像は Facebook より


イヤなクリフハンガーで終わったミッドシーズンフィナーレから早くも2ヶ月が経ち、待ちに待ったシーズン再開!(*´▽`*)

と言いつつ、正直8話の詳細を忘れてました(苦笑)。


以下、ネタバレ全開の簡単なあらすじと感想。


ひとつだけ覚えてたのは、ジョーの暴力夫、ポールが会いに来てジョーがフリーズしてたこと。

それがいちばん気になっていましたが、「こんど結婚することになったので、自分も離婚したいと思ってたところだったんだ」と、婚約者を連れてきたポールに拍子抜け。



このさわやかな(?)笑顔にだまされて、なぁんだ、もうジョーに迷惑かけることはないのかな、と思いかけてしまいます。

表面上はにこやかに、ネットワークがハックされてあたふたする病院スタッフを手伝おうと申し出てメレディスのオペをアシストしたあと、離婚の書類にサインして帰ろうとするポール。

そのまま帰していれば何ごともなく(?)これで縁が切れていたのかもしれないけど、ジョーは次の被害者になってしまうであろうポールの婚約者と話をせねば、と決意します。

それがあだになり、婚約者からすべて聞いたポールは引き返して来て、本性を現しジョーを脅すのでした。やっぱり変わってなかったか…!

その場にいたメレディスが使えない内線電話でセキュリティを呼ぶフリをしたおかげでそれ以上エスカレートすることはありませんでしたが、そうでなければジョーを殴りそうな勢いでした…。(-_-;

(ホッとすると同時にメレディスの機転に感嘆&笑えた)

ふだんはあまり好きじゃないジョーだけど、今回は偉い!と思いました。

私だったら、自分を虐待し、ひどいめにあわせてきた男が目の前に現れ、離婚届にサインして去ってくれたら、それだけでホッとして次の被害者のことまで考える余裕ないかもしれないですから。


でも、ラストシーンではポールが「ひき逃げ事件」の被害者として意識不明の状態で手当てを受けてましたΣ(゚∇゚*)!!

メレディスも「なにしたの、あんたたち!」と、完全にアレックスがやったと思い込んでるみたいだったけど、ま、まさか…

アレックス、そこまでバカじゃないよね?!(´▽`;)


↑「殺しとけばよかった」とか言ってましたけど…!(→o←)


ネットワークのハッキング問題


この件、すっかり忘れてた(笑)けど、ハックされたせいで病院内の血液バンクがあけられず、スタッフなどが献血の列に並んでたり、インターンが手術に必要な輸血のため血を取られすぎてぶっ倒れたり、大変な状況は続いていました。

が、インターンのひとりに FBI並みかそれ以上のスキルを持つハッカーがいて、彼の機転とミランダの協力により、最後にはぶじ解決!めでたしめでたし。

そのハッカーインターンがDMV*をハックしたことがあり、理由が「運転免許証の性別を男性に変更してくれなかったから」というのが興味深い。つまり、彼はトランスジェンダーだったんですね。

*DMV = Department of Motor Vehicles(アメリカの州政府機関。ここで運転免許を取得・更新できます)

<1/28追記>
このトランスジェンダーのインターン、ケイシーを演じた俳優さん(アレックス・ブルー・デイビス)本人もトランスジェンダーだそうです。彼とショーランナーのインタビュー記事が興味深いので貼っておきます:
How 'Grey's Anatomy' Wants to Change the Portrayal of Trans Characters on TV


その他もろもろの進展


  • 8話で死にかけていた少年はいったん悪化したものの、ぶじ手術が成功して快方に向かう。

  • ジャクソンとマギー、患者の血を浴びたままオペをして、終わったあとシャワールームでバスローブ姿でおしゃべり。そのままラブシーンに突入かと思った(笑)けど、最終的には「親同士が再婚している」という複雑な関係のため、もしうまくいかなかったら…と、もう一歩が踏み出せないマギー。ティンダーでデートをセッティングしていた男性と出かけちゃうけど、どうなるんだろう?

  • リチャードはミランダに押し付けられた(?)コンテストに関する雑事をすべてエイプリルにゆずってニヤリ。そのエイプリル、マギーとジャクソンを見ても嫉妬も感じてないようだし、逆になーんかオーエンといい雰囲気な気もするけど、気のせいかな?早すぎる?


1-800-799-7233


最後になりましたが、今回のエピソードタイトルはフリーダイアルの番号。

本編が終わったあと、ジョーが「家庭内暴力は肉体の面だけではありません。コントロールしようとしたり怖がらせようとしたりする態度も abusive(虐待、暴力)です。助けが必要な場合は『ナショナル・ドメスティック・バイオレンス・ホットライン』に電話してください」と訴えるビデオが流れます。

そのホットラインの番号がタイトルの 1-800-799-7233 なんですね。
(アメリカ・カナダでは「1-800」で始まる番号は日本の0120に相当するフリーダイアルです)



このブログを読んでいるあなたがもしドメスティックバイオレンス(DV)の被害にあっている場合、アメリカではこのフリーダイアルの番号にかけるか、サイト(https://www.thehotline.org/)を見てみて下さい。

日本では政府機関が似たようなサービスを行っているようです。
DV相談ナビについて(内閣府男女共同参画局のサイト)
DV相談ナビ: 0570-0-55210(通話料がかかります)


シーズン14第10話に続く

Posted on Friday, January 19, 2018

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