またまた1ヶ月近く放置しておりました。
下書きのままになってた記事を仕上げてアップします。
4月(!)に観た映画 "What Ever Happened to Baby Jane?"
邦題は直訳の『何がジェーンに起ったか』(←「起こった」じゃなく「起った」ってところにはザワっとするけど、直訳にしてくれたのはうれしい)。
しょっぱなからトラウマになりそうな、ギョッとするビジュアルで始まるのでご注意!の予告編↓
What Ever Happened to Baby Jane? (1962) Official Trailer - Bette Davis Movie
公開年:1962年(アメリカ)
主演:ベティ・デイビスとジョーン・クロフォード
ベティ・デイビスの鬼気迫る演技がすごいと聞いてはいたけどほんとにすごくて、62年も前の白黒映画ですけど、非常におもしろかった。いくら年月が経っても人間のみにくい部分て変わらないんだな〜と思ったり。
観たあと「ウィキを読んだら、主演のふたりの確執がまたすごかったらしく、それがドラマ(Feud)にまでなっているとか。今度はそっちも観たい」とツイートしたとおり、2017年のドラマ "Feud: Bette and Joan" の方も観ました(こちら)。
(『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』というタイトルで日本でもスターチャンネルで放送されたそう)
『何がジェーンに起ったか』を知らずに観たらおもしろさが半減する(&映画のネタバレになる)のではないかと思うほど、『何が〜』どっぷりのお話でした。
私は映画を観てから時間が経たないうちにドラマを観たので、ネタバレの意味では大丈夫だったものの、だんだんどっちが映画の話でどっちがドラマの話だったかこんがらがってしまうという弊害が😂(私だけか?)
というのも、映画でベティやジョーンが演じていた「今は落ちぶれている、かつての大スター」というキャラが、ドラマのふたり(=現実の女優さんふたり)にも当てはまるからなんですよね。
つまり、映画『何がジェーンに起ったか』の主役ふたり(ジェーンとブランチ)はふたりとも「引退した元女優」という設定なんですが、ジェーンを演じたベティ・デイビスとブランチを演じたジョーン・クロフォードは、ふたりとも当時、「もう若くはなく、大きな役が回ってこなくなった大スター」だったのです。
だからドラマ『フュード』のベティとジョーン(実在の人物)が、映画のジェーンとブランチにかぶってしまって混乱しちゃった、という(・Θ・;)
一気見ではなく、1ヶ月くらいかけてちょこちょこ見たから余計に、かも。
ちなみにドラマもなかなかおもしろいのですが、女優さんたちが映画公開時のベティとジョーンの実年齢よりだいぶ年上なので、そこはちょっと気になったかな…
映画公開時のベティ・デイビスは54才
→ドラマ放映時のスーザン・サランドンは70才
映画公開時のジョーン・クロフォードは58才
→ドラマ放映時のジェシカ・ラングは67才
そう、実際にはベティの方がジョーンより4才若いんだけど、ドラマでベティ役を演じるスーザンの方が年上なんですよね。でもジェシカの方が年をとって見えるのは役作りなのだろうか…
ただ、いちばん気になったのは、まだ存命中の関係者もいるだろうに、いろいろぶっちゃけちゃってるのはどうなの?という点(ベティ・デイビスとジョーン・クロフォードはすでにお亡くなりになっています)。ご遺族や関係者の了承を得て作ってるのかもしれないですけどね。
また、当時のふたりを知る俳優などのインタビュー映像がちょこちょこはさまれるんだけど、昔の映画シーンを知らないのでだれ???となることも多くて、そこもちょっと残念でした。気になる人はググってみたりもしましたが、あれって必要だったのかな?
なお、2017年度の SAG Awards 記事(こちら)にドラマを「見てみたい」と書いていたのが2018年1月。あれから6年経って実行したことに(笑)。SAGに主演ふたりがノミネートされたのも今ならわかる。
2024年7月8日(月)朝11時半近く
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