2019年7月29日月曜日

The Terror シーズン1・最終話までの感想

The Terror シーズン1・第4話まで観た感想の続き。
(ひぃ〜、これ7/9の日付で下書きしたままになってました!)

第5話からの6エピソードも、ほぼ一気に見てしまいました。

史実をベースにしたお話なので、先が気になるのと、実際はどうだったのかが気になって、ところどころウィキをチェックしながら。

あと、マイナーなキャラ(船員)の見分けがつかなくて(なんせ大所帯、み〜んな白人男性、同じような服装でしかも帽子かぶってる)思わず1話と2話も見直してしまいました。


以下、ネタバレ含みます。
※細かいあらすじはありません




そもそも、第1話の冒頭、イヌイットの男が白人の男二人に「フランシスは死にかけていて、『みんな死んだ。探すな』」と言っていた、と話していたので、いずれ全員死ぬであろうこと、少なくともフランシスは(隊員の中で)最後まで生き残るであろうことは最初からネタバレされていたと言ってもいいでしょう。

だからフランシスがヤバい!とハラハラする場面でも「いや、イヌイットに『みんな死んだ』と話してないから、まだ死なない」と自分に言い聞かせていました。

最後、フランシスが生き残り、イヌイットとひっそり暮らす道を選んだときはホッ!

ウィキでも隊員たちは「全員失踪」という書き方、つまり全員の遺体が見つかったわけではないので、どこかで生き残ってる人がいてもいいんじゃないかと思ったのですよね…。イヌイットに救われてそのまま残った可能性もあるのではと。

現実はともかく、このドラマはあくまで「史実をもとにしたフィクション」である小説をもとにしている(ややこしいなあ)ので、フランシス以外にも助かる人いてほしいと願っていたのですが… 



やっぱりみーーーんな死んじゃった(;_;)

とくに切なかったのが Thomas Jopson(トマス・ジョプソン)の死。あんなに誠実に忠実に仕えてきたキャプテン(艦長)に置き去りにされたと思って死んだ形になってしまうなんて…。

どうでもいいけどジョプソンを演じるのは『ワンス・アポン・ア・タイム』のアーサー王!クレジットされてるので探してましたが、1話から出てたのには気づかなかった!

3年前の『ワンス』コンベンションのときのアーサー王(右)↓

うーん、何を話したのやら、ぜんっぜん印象に残ってない(笑)。

いちばん人がよくて好青年そのものだった Henry Goodsir(ヘンリー・グッドサー)や、いちばん勇気のある男ではなかったかと思う Thomas Blanky(トマス・ブランキー)の死も悲しかったけど、彼らの場合、そうするしかなかったとは言え自ら選んでの死なので、切ないとはちょっと違う。

 ↑ここまで書いて下書きに放置しておりました。
以下、7/29に書いてます。

もう3週間近く経ってしまい、この間に『ビッグ・リトル・ライズ』だの『ハンドメイズ・テイル』だの『The Boys』だの『13の理由』だの一気見しまくっていたのでザ・テラーの印象が薄くなってきちゃった…。

とにかく、

おもしろい(脚本・演出がいいんだろうなあ)
俳優さんたちの演技が全員すごい
CGとは思えないリアルな背景(モンスター?はいまいちだけど)

などなど、本当に見応えのあるドラマでした。

モンスターとエスキモー父娘の関係がいまいちよくわからないまま、エスキモー娘(演じるのはグリーンランド出身の歌手で、本物のイヌイット)の行動もよくわからないままだったのは残念だったけど、よくわからんなりにフランシスを助けてくれたのは嬉しかった。

俳優さんたちや実際の事件との比較についてもいちいち書きたかったけど、そこ突っ込んでると永久に終わらない…。

ですが、これだけは書いておきたい俳優さん事情がふたつあります。

1)『ゲーム・オブ・スローンズ』『ハリー・ポッター』の俳優さんたち!

・フィッツジェームズ役のトビアス・メンジーズ= GOTのエドミュア・タリー(すぐ気づいた!)
・ブランキー役のイアン・ハート=ハリポタ1作目のクィレル教授(全く気づかなかった!)
・フランクリン艦長役のキーラン・ハインズ=ハリポタのアバーフォース・ダンブルドア、GOTのマンス・レイダー(メインキャラかと思いきや、あっけなく死んじゃったね…)


2)今年放映の HBO の『チェルノブイリ』を先に見た私にとって、勇敢な消防士の印象しかなかった Adam Nagaitis(テラーもチェルノブイリも主演はジャレッド・ハリス)が本作では狂気の悪役で怪演を見せてくれているのですが…途中までぜんっぜん気づきませんでした。きっとすごい役者さんなんだなあ。


気持ち悪いシーン、残酷シーン、と、私の苦手な場面もあったけど、見終わった今、このドラマについて思い出すと「怖い」というより「切ない」という印象がいちばん強いかも。

10話しかないので、また気が向いたら見直したいなと思います。


Posted on Monday, July 29, 2019

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