*3月1日に書きかけたまま、途中で放置しておりました。「昨日」とは2月28日のことです💦 また、前回、長々と書いた記事がバグで1969年の日付で投稿されてしまった(詳細はこちら)ので、今後なるべく短めにしようと思っています。長さが原因ではないかもしれないですが。
『国宝』本予告【6月6日(金)公開】|主題歌「Luminance」原摩利彦 feat. 井口 理
去年、SNS 上で非常に評判よかった『国宝』、一時帰国中に観たいなと思ってたんですが、上映時間3時間、がネックで見に行かずじまいでした(じつは覚悟を決めて😆いちど観に行ったんですが、映画館まで行っておいておじけ付き、別の映画(『遠い山なみの光』)を観てしまった)。
というわけで、観てから読むため、パンフレットだけ買ってきていました。
が、が!!!
バンクーバーでも、1週間の限定上映が決定した、という話を SNS で見かけて、いても立ってもおれず、映画館に行ってしまいました!
*注:実際には私の行った映画館では少なくとも2週間ほど上映していたらしい
せっかく海外で日本の映画をやってくれるというのに、日本人の私が見に行かない手はありましょうか。いや、ない。というわけです(?)。
で、観てみたら、なるほど、これはまさに、映画館で観るべき映画だなと。
舞台シーンが圧巻です。自分がその場にいるような臨場感が得られるのは映画館でこそでしょう。
しかし、だいじな場面でトイレに立ってしまったせいで「?」なことも😂。もっと前方で、舞台の迫力をより感じながら観たい気持ちもあったので、数日後にまた行きました。パンフレットを熟読して、少しだけ前知識も入れて。
(パンフレットは情報量が多くて大変参考になりました。買っておいてよかった!)
(どうでもいい情報だけど、たまたま「この日しか行けない」日が火曜日だったのですが、その日まで「火曜日は5ドル」という期間限定のセール!さらに会員特典の10%オフのおかげで4.5ドルで見ることができました😆)
まずはブルースカイに投稿した、ネタバレなしの感想:
『国宝』3時間はやっぱり長かった。けど、人の人生を順に追ってるので、いいかたはちょっと変だけど人の成長を見守ってるような?感じで、ある意味満足できたかも。私は歌舞伎は全く知らないんだけど、能楽師が主人公の漫画をずっと読んできたので、なじみのある演目(道成寺とか)があった。正直、それぞれの演目がどんなお話なのかは全く覚えてない。でも、カナダで見たおかげで英語でちょっとした説明が入ったのは大変ありがたかった。というか、日本で我慢してこっちで観てよかったかも😂
私入れて7人しかいなかったけど、静かな環境で見られて良かったと思う。日本人しか来ないかと思ったけど、終わってから出るときに二人連れの白人のおばさまがいた。感想を聞きたくてうずうずしたけどグッとこらえました笑トイレに一回立ってる間に話が進んでしまったし、演目についてなどおさらいしてもう一度観てもいいかも。配信にくるまで待ってもいいけど、前寄りの劇場で観たら臨場感あって良さそうだなと思う。
そうそう、その能楽師が主人公の漫画『花よりも花の如く』、25年も連載してるんだけど、最初の数冊を引っ越しにまぎれて無くしてしまい、買い直そうかなってこないだ書いてた。でもどうしても読みたいので、根性で探すか、Kindleで買ってしまうか。とりあえずメール整理/移行が終わったら探そう!
(*じつは昨日、見つけられずにいた数冊、Kindleで買っちゃいました😆 → 第1巻には、前作『NATURAL』最終巻に収録の、連載前の2作も特別収録されてます)
で、この漫画を読んでると、『道成寺』をやるってことはすごく大変なこと、という印象があるんだけど(実際は知らん)、『国宝』ではわりと初期にあっさりやっちゃうんだよね。歌舞伎と能では違うのか、あるいは「2人道成寺」というのは「道成寺」とは違うのかわからないけど。
↑ここまでが3月1日の下書きのままでした。
「道成寺」をめぐる能と歌舞伎のちがいについて、ならこさんからリプで教えていただいたサイトがわかりやすく興味深いのでここにもリンクを置いておきます。ようするに、もとは同じ話だけど扱われ方がちがうんですね。歌舞伎の二人道成寺(あるいは娘道成寺)はエンタテイメント要素が大きいようだから、能のように「演者の登竜門」的な立ち位置ではないのかもしれません。
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| バンクーバーの映画館のポスター |
前置きが長くなりましたが、以下はネタバレありの感想です。
*原作小説は未読、歌舞伎の知識ゼロの私の感想です*
まずは、ちょっと否定的な感想から。
タイムジャンプがポンポンあるわりに、登場人物があまり歳を取らないので、少しわかりにくい部分がありました。(わかりにくい、で思い出したけど、横浜流星ファンの私でも、歌舞伎のお化粧をしてると特に、どっちがどっちか見分けがつかないときが😂)
気になる場面で数年飛んじゃうと、「え?あれはどうなったの?」と肩すかしを喰らった気分になっちゃったんですよね。
その最たるものが、俊介と春江の劇場でのシーン。
春江が俊介をかわいそうに思って、ちょっと外でお茶でもしようか、と連れ出したのかと思ったら、なんと駆け落ち(?)だったんですね。
それまで春江って喜久雄に惚れ込んでたんじゃないの?
いったい何がどうなって、俊介と連れ添うことにしたのか。
ちょっと意味がわからないので、タイムジャンプじゃなくて、もうちょいていねいに追ってほしかったです。
恋愛映画ではないのだから、細かい描写を期待する方がおかしいのでしょうかね。原作にはもっと心の変化がくわしく描かれているのかしら?
あと、ゼロからのスタートではないにせよ、本格的な稽古を始めたのが15歳というのは遅すぎないのかな?実際ありえることなのかな?という疑問もありました。歌舞伎って3つでお舞台デビューとか聞くのですが、あれは親が歌舞伎の人だからであって、大きくなってから始めるのも普通にあることなのかな。
いずれにせよ、喜久雄がものすごい努力の人であり、豊かな才能もあった、という設定であったのはまちがいないでしょう。
ちなみに、最初観たときにトイレに立ったせいで見のがしたのが吾妻千五郎と彰子の一連のシーンでした。そのため、喜久雄が彰子といっしょにドサまわりしてるとき「この人だれ?」状態だったし、パンフレットを読んだとき「こんな人いた?」と自分の記憶力を疑いました😂
ほか、具体的に書くといろいろあるので、思いつくままに箇条書きで。
・渡辺謙がよかった!!!
・ほぼ関西弁での演技だけど、みんな関西人だったりする?と調べたら、ほとんどのキャストがちがいました。ブルースカイでのやりとりで、京都のご出身のかたが「みなさんお上手」とおっしゃっていたので、そうとう努力されたのでしょうね。
・高畑充希、とても好きな女優さんですが、この役はちょっとつまらなかった… ほぼ、ほほえんで寄り添ってるだけ。それでいうと、この映画は全体的に「男」の世界の話であって、「女」は脇役、添えもの、という印象が強いです。
・少年時代の喜久雄と俊介もよかった。
・もんんのすっごく個人的な好みの話ですが、喜久雄ってそこまで「いい顔」かなあ?という違和感が💦 正直、俊介の方が美しい作りのお顔だと思うのですけど、そこはおふたりの演技でカバー?してる気がしました。俊介の、ボンボン的なフラフラした感じと、ちょっと崩れたヤサ男風味を、うまく表してるなあと。喜久雄も眼光の鋭さで、上にのぼりつめたい野心をよく表してたと思います。
・田中泯さんの快演と存在感もすごかった。私はこのかたを存じ上げなかったので、「歌舞伎役者かな?」と思ってしまった💦けど、ダンサーなんですね。
・1回めは気づかなかった主題歌、2回めはじっくり聴いたら、すごくよかったです!米国アカデミー賞にノミネートされてもよかったレベルだと思いました。
とにかく、この映画のおかげで、今まで興味のなかった歌舞伎の世界をかいま見ることができてよかったです。いつか、一時帰国の折には、シネマ歌舞伎でもいいので観てみたいです。
と同時に、能の「道成寺」が気になって『花よりも花の如く』を読み直して、能も観たい気持ちが高まっていますので、能の「道成寺」もいつか観てみたいです。
ところで、作品の感想ではないですけど、つい先日のアカデミー賞、『国宝』が国際長編映画賞にノミネートさえされなかったのは非常に残念でした。メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされたのはよかったけど、ノミネートがそれだけ、って、なんか残念すぎます。
トム・クルーズも「映画館で観るべき、とても特別な映画!」と推してたのに😢
→ こちら (でもトムに絶賛されてること自体が栄誉あることだと思う!)
日本ではまだ上映されていると思います。まだご覧になっていない方は、ぜひ映画館で!
…3時間はキツいけど😂
2026年3月20日(金)午後3時半すぎ
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