(私は9にしときました)
おととい半分観て寝てしまい、ゆうべ残りを観ました。
これはメリル・ストリープが奇跡と言っていいほどすばらしい演技を見せてくれます。
以下、うっす〜らネタバレ含みます。
年を取って引退し、ひとりで家を抜け出して買い物に行くシーンで始まりますが、そこからすでにメリルとは思えないほど、歩き方、話し方、すべてのしぐさが老女になりきってます。
年を取った姿だけではなく、50代くらいと思われる若々しいサッチャーも演じるのですが、そちらはまたその年代の女性にふさわしい声、話し方、所作に切り替えています。
彼女のすごいところは、別々の年代の女性を演じ分けているだけではなく、アメリカ人なのにイギリス人になりきっているところでもあります。
そもそも、なぜにアメリカ人女優にこの役をふったのかは謎ですが、最高の演技力を持つ彼女だからこそ、やってほしかったんでしょうかね?
彼女にとってはイギリスのアクセントや実在人物の話し方をまねるくらいお茶の子さいさいってところなんでしょうか。
苦もなくやっているように見えるけれど、実際は相当リサーチを重ね、話し方コーチをつけ、努力したんだろうなぁーーと思われます。
彼女のプロ魂には『プラダを着た悪魔』でも感嘆しましたが、この映画はさらにその上をゆくすごさでありました。
お話の内容は・・・思っていたよりは楽しめましたが、やっぱりこの映画の醍醐味はメリルの演技に尽きますね。
2012年2月19日 に別ブログに投稿したものを2025年8月23日(土)転載
当時はだれも見てないと思い「ネタバレ」の前置きなしで書いてたので、今回は念のため、注意書きを入れています。
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