2024年8月23日金曜日

1979年の『エイリアン』うっすらネタバレありの感想などつらつらと。

先日、ものすごく久しぶりに1979年公開の「エイリアン」シリーズ第1作、『エイリアン(原題 "Alien")』を Disney+ で観ました(アメリカでは hulu で観られるらしい)。

ツイッターにチラッと書いた感想:

子どもの頃TVで観たときは怖すぎてエイリアン登場時には目をつぶってたほどなのに、今は可愛らしく思っちゃった😂
当時CGってあったのかな?宇宙や宇宙船などすごいリアルに見えて、『エイリアン』のすぐ後に1986年公開の続編の冒頭も少し見たんだけど、そっちの方がチャチく見えてしまった😅💦
なぜだろ??絶対こっちの方が予算多そうなのにね。ただ、TVで観てるからそう感じるだけかも。

※ここからはネタバレ含むので(45年前の映画なのに今さら、とは思うけど一応)ご注意。 


なお、第1作は夫は初見だけど有名なシーン(お腹から出てくるとことか)はさすがに知ってたため、私が初見のとき衝撃受けまくったところで「お腹から出る!」と笑ってた😂 
あと、これに出てる人たちがのちのトップガンの教官やホビットのビルボやったことを忘れてたよ‥違いすぎてすごい😳


ツイッターでは念のためぼかしておいた「お腹から出てくる」っていうのは、もちろんエイリアン。私は怖すぎて目をおおってしまったシーンだったので、夫もビビるだろうと思ったのに笑ってるので拍子抜けしました😂

なんせ子どもだったし、何が起こるかわからずに観ていたので怖さ倍増だったんでしょうね。

今は、顛末を知っているので落ち着いて見られたし、むしろエイリアンの全体像が可愛らしく(ボディスーツってわかるし)見えてしまったという(笑)。


しかしそもそも、なぜ今『エイリアン』、しかもいちばん古いやつを見たかというと…

この第1作のリメイク?リブート?が出ると聞いたのがきっかけでした。

夫は第2作の『エイリアン2(原題は "Aliens")』は観てるのに、なぜか第1作は観たことがない、と聞いてビックリ(てっきり観てるものだと思い込んでいた)。「じゃあ見ようよ」となったわけです。

いま調べたら、今月封切りされた新作『エイリアン:ロムルス(原題 "Alien: Romulus")』もリメイクというわけではなく、第1作と第2作のあいだのできごとらしいですが。

なお、第1作と、2012年の『プロメテウス』2017年の『コヴェナント』を監督したリドリー・スコットが、この『ロムルス』の製作にも名を連ねているので、ロムルスも観たいと思っています。



Alien: Romulus | Official Trailer

プロメテウスとコヴェナントの内容は忘れてしまったけど、『エイリアン』は観たばかりなのでちょうどいいかも。


なお、夫は観たはずなのに第2作の冒頭を覚えておらず、『エイリアン』の最後、リプリーが助かるのかどうか微妙にぼかした終わり方なので「え?どうやって2作目でミッションに出かけるの?」とボケたことを言ってきました😂

それで、(私はよく覚えてるんだけど笑)『エイリアン2』の冒頭、ミッションに出かけるまでの部分を観たときの感想が、ツイッターにも書いたように「なぜ 1979年版の方がよくできてるように見えるの?」というものでした(苦笑)。

ツイッターは文字数に限度があるので深く突っ込みませんでしたが、テレビで観たから、というのも理由のひとつではと思ったのは、『タイタニック』なんかも映画館で観たときはものすごい迫力があってリアルだったのに、テレビの小さな画面で見たらとたんに作りものっぽくなってしまったから。

『エイリアン』を最初に見たのはテレビでしたが、『エイリアン2』はアメリカの小さな映画館で、『エイリアン』と二本立てで観ました。そのときはチャチいどころか、(当時の)最新の技術が駆使されていてリアルに感じたはずなんですよね。

あと、ディズニープラスの配信で観たのも影響あるのかな??Blu-rayとかならまた少し違うのかしら、と想像します。


また、ツイートの最後にも書いた、登場する俳優さんたちの話。

7人のクルーとエイリアン、コンピューターの「マザー」の、合計9人(?)しか出てこない映画ですが、キャストの多くがあとになって見た映画に出てるんですよね…

シガニー・ウィーバーとジョン・ハートは有名なので割愛(笑)しますが、トム・スケリット(最初にクレジットされている割にすぐ死ぬけど😂)とイアン・ホルムに改めてびっくり。

たしか以前にも調べて知っていたはずなのに、すっかり忘れてました。

『トップガン』と『ロード・オブ〜』でよく知っているはずなのに、最初わからなかった自分にびっくり(笑)。

なんせ『トップガン』のトム・スケリットは海軍の教官役、ショートヘアのキリッとしたイメージだったし、ホビットのビルボ役のイアン・ホルムは『エイリアン』の冷酷なイメージとは真逆の、可愛らしいおじさんですからね。


Alien Trailer HD (Original 1979 Ridley Scott Film) Sigourney Weaver

また、これは今回調べて知ったのですが、リプリーのぞく唯一の女性クルー、ランバート役のベロニカ・カートライトって、『SF/ボディ・スナッチャー(原題 "Invasion of the Body Snatchers")のナンシー(ジェフ・ゴールドブラム演じる男の妻)でした!

『ボディ・スナッチャー』ラストのネタバレになりますが、気にしない方はエンディングの動画をどうぞ→こちら(映画史上にこれからも残るであろうラスト…)

あと、にゃんこのジョーンズを探しに行ってエイリアンにやられてしまうブレット役のハリー・ディーン・スタントンは、1986年公開の『プリティ・イン・ピンク』でモリー・リングウォルド演じるアンディのお父さん役でした。他にも多数の出演作がありますが、たまたまこれ、この夏に観たので。


ハリー・ディーン・スタントンのオーディションのとき、「SFやモンスター映画は好きじゃない」と言う彼に、リドリー監督は「これは『そして誰もいなくなった』のようなスリラーになるから」と説得した(Wikipediaによる)というのは興味深いです。

たしかに『そして誰もいなくなった』だもんなあって思いました(笑)。ひとりずつ殺されていくところなんか。ちがうのは、「誰もいなく」なることはなく、ひとり(+猫)は生き残るところ。とにかく、『エイリアン』はただの「ホラー」というよりはサスペンスの要素の強い映画ですよね。

45年も前の映画だけど、今でもそこまで古さを感じさせない(一部、コンピュータの描写などは時代を感じるけど)秀逸なSFサスペンスだと思いました。一度も観たことのない若者が「今」初めて観てどう感じるかはわかりませんけどね(笑)。


2024年8月23日(金)午後2時近く

© copyright 2024 – All rights reserved

北米発☆TVづくし
*無断転載を禁じます*

0 件のコメント:

コメントを投稿

匿名希望の方でも、「コメントの投稿者として表示する ID」の横のドロップダウンリストから「名前/URL」を選び、名前(仮名でOK)を書いていただけると返信しやすいです。URLは空白でも投稿できます。